Q どうして今、水道料金を値上げするの?
A 老朽化した水道施設の更新や耐震化を行う財源を確保するためです。
安全で安心な水道水を安定して供給していくことが水道事業の責務です。
村内の水道施設は、建設から40年以上経過し、施設の劣化は日々進行しています。安全で安心して飲める水道水を、将来にわたって安定して供給していくためには、老朽化した管路や二股浄水場をはじめとする施設の更新・耐震化を計画的に行っていく必要があります。
そのため、令和6年度から令和15年度までの投資(建設改良)計画を策定したところ、今後10年間で約41億円の投資が必要となることが明らかになりました。
あわせて、中長期的な経営見通しを試算したところ、健全な財政状況を維持しつつ、老朽化する施設の更新を着実に実施するためには、料金改定をお願いすることがどうしても必要であるとの判断に至りました。
これまで白馬村の水道料金は、消費税関係の値上げを除き実質40年以上据置でした。
物価高の中、この度の水道料金の値上げにより皆さまにご負担をおかけして申し訳ありませんが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
Qどうして水道施設の更新に約41億円ものお金がかかるの?
A白馬村は、中山間地域に集落が点在し、浄水場の他に取水施設や配水池など25もの水道施設があります。それらの水道施設を結び、皆さんに水道水を届けるための水道管の長さは約203kmになりますが、その内の34%に相当する70kmが法定耐用年数である40年を超えて使用されています。これらの管路を、水を止めずに更新していくためには費用と時間がかかります。
また、建設から40年以上経過し耐震化が必要な二股浄水場は、令和10年から更新事業に着手する予定です。二股浄水場の更新費用を試算したところ約26億円かかる見込みで、更新費増大の主な要因となっています。
◆改定後の水道料金表(1か月当たり、税抜き)
※口径別料金体系となり、口径毎に基本料金が設定されます。
※基本料金に一定の使用水量を含める基本水量制を廃止します。(現行の料金表では月5立方メートルを付与)
◆料金の算定方法
例:口径13mmで月15立方メートルを使用した場合〔1か月当たり〕
基本料金1,670円+(従量料金65円×5立方メートル)+(従量料金140円×10立方メートル)+消費税=3,730円
◆いつから値上がりするの?
令和7年1月請求分から水道料金を改定します
老朽化した水道施設の更新費用の負担を将来に先送りせず、今後も安全で安心な水道水を安定的に供給するため、令和7年1月1日(1月請求分)から水道料金を改定します。
なお、下水道使用料につきましては、据え置きとなり改定はありません。
10月中旬に発送している「水道料金納入通知書」に同封しているチラシに、改定前・改定後の料金比較として、実際の値上げ額を記載しています。あわせてご確認ください。
◆口径変更のご相談は…
口径を変更する場合は、給水装置の改造申請が必要です。
例えば、以前に旅館業を営んでいたことから口径が25mmだけれど、今は旅館業もやめてしまったので口径を小さくしたい等、ご相談がありましたら上下水道課管理係へご連絡ください。
◆水道料金改定の詳細は…
白馬村行政公式ホームページをご覧ください。
暮らし・手続き→上下水道→水道料金改定のお知らせ
お問合せ:白馬村役場 上下水道課
【電話】0261-85-0714
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