白馬村味噌漬物生産組合(会長:福島和子)は平成19年に発足しました。原材料の大豆・米・水は、すべて白馬産を使用しており、先人たちから口伝えで教わった昔ながらの手作り味噌等を生産しています。
最大のこだわりはみそ玉づくりです。みそ玉の外側では麹菌が、内側では乳酸菌が活発に働きだし、発酵と熟成を繰り返します。昔ながらの知恵を用いた味噌は、ふくよかな甘みがあり、素材の旨さを味わえます。安全安心の味噌は白馬村の学校給食でも使われています。仕込みは白馬の気候と農作業に合わせ、5月の田植え後に行います。圧力釜で柔らかくゆでた大豆をつぶし、3kgほどの塊にまとめ、きな粉と麹菌をまぶし、みそ玉にします。麹菌の行き渡ったみそ玉と米麹、塩を撹拌し、たる詰めをして熟成させます。夏の気候で発酵を促し、秋に天地替えをして熟成を待ちます。こうして出来た、みそは“白馬のみそ玉仕込み味噌”として、道の駅白馬や村内スーパー等で販売され、村内飲食店でも利用されています。
また、村では、味噌加工所(神城農産物処理加工施設)の一般貸出(6月から7月)を行っており、村内の方々が“オラうちのみそ”づくりを楽しんでいます。予約受付は、5月末から開始しますので、準備が整い次第、広報無線や白馬村行政公式ホームページでお知らせします。今年は、30数年ぶり“味噌釜”を更新しますので、多くの皆様のご利用をお待ちしています。
お問合せ:白馬村役場 農政課
【電話】0261-85-0766
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