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ごぞんじですか?白馬のすいどう(第24回)

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長野県白馬村

◆水道料金の改定
水道事業及び下水道事業の経営に関することを調査・審議する諮問機関である「白馬村上下水道事業経営審議会」。令和5年4月の審議会において、水道料金及び下水道使用料の改定について村長から諮問され、料金水準や料金体系の検討を進めてきましたので、その審議内容について、ご報告します。

◇審議内容
令和5年度は計3回、令和6年度に1回開催しました。次の4点が主な審議事項です。
・事業の経営状況について
・水道料金のしくみについて
・白馬村の水道料金について
・水道料金の改定率について

◇水道事業の経営状況
財政シミュレーションによる推計の結果、水需要の減少及び物価上昇に伴う給水原価の上昇により、純損益は年々悪化し、令和13年度には赤字に転落する見込みとなりました。
また、老朽化した施設の継続更新と二股浄水場再整備事業に伴う事業費により、令和15年度には現金資金が枯渇する見込みとなりました。

◇財政シミュレーションとは
財政計画の策定…将来の水需要予測・投資計画の策定・財政収支の試算

◇改定率について
財政シミュレーションの中で、健全経営に必要な財政規律を設定し、その達成を条件とした場合、令和6年度から令和26年度の20年間に渡って、5年毎に25%〜30%の料金改定(値上げ)を繰り返す必要があると示されました。

◇料金体系の変更
現行の水道料金の体系として、「用途別※1」を採用していますが、費用負担の公平性と料金体系の明確性が確保できる、個別原価主義に基づく「口径別※2」の料金体系へ見直すことで検討を進めることとなりました。
※1 用途別(家庭用、別荘用、業務用等)に料金を設定する方法
※2 水道メーターの口径の違いによって設定する方法

◇40年ぶりの改定
これまでの審議会において、40年間改定されることのなかった水道料金について、早急に30%程度の改定(値上げ)が必要であること、また、口径別料金体系への変更も含めた新たな料金表の原案が示され、審議されています。
今後は、基本水量(基本料金に一定分の使用量を含める料金体系)の見直しや、従量料金の逓増度(使用量の増加に伴い、従量料金単価が高額となる料金設定)や口径別基本料金の設定などについて審議を進める予定です。
審議会の内容につきましては、白馬村行政公式ホームページ等で随時公開しています。持続可能な事業経営とするため、適正料金のあり方について検討を進めていますので、住民の皆様のご理解をお願いします。

お問合せ:白馬村役場 上下水道課
【電話】0261-85-0714

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