文字サイズ
自治体の皆さまへ

学校給食センターだより

23/33

長野県白馬村

・給食センターは奥が深いのです。

早いもので、学校給食センターは本稼働から6年目に入ります。本年度も、職員一丸となり「安全・安心な給食」を提供できるように頑張ります。
さて、新学期も始まり2か月が過ぎようとしています。小学校の新一年生の皆さんは新しい環境や給食に少し慣れてきた頃でしょうか。
次年度に小学校へ入学する児童の説明会では、「ご家庭で色々な食材を食べさせてください」とお伝えしています。学校給食は色々な食材を使うため、初めて食べる食材でアレルギーが分かることや、食べたことがないものは、食べることに抵抗があり、無理に食べて嫌いになってしまうことがあるためです。ご家庭で少しずつ試してもらうことは、アレルギーの確認や、色々な食材にチャレンジする動機を高めることに繋がります。「食わず嫌い」とはよく耳にします。これは食べたことがなく、味も知らないのに嫌いだと決め込むことですが、多くの食材を知り、食べることを楽しんでもらいたいと思います。
それでは「好き・嫌い」はなぜできるのでしょうか。

◆嫌いになる理由を、学校給食センターの栄養士に村男が見聞します。
嫌いと言われると「ひと口食べてみれば?」と勧めたり、苦手なものを口に入れることができたら「OK」とした経験はありませんか。これは、感情的な問題で食べられないのであって、「本人の気持ちや努力次第でどうにかなる」という認識で食べさせていて、もしかしたら…もっと嫌いにさせているかもしれません。
では、なぜ食べられないでしょうか。理由は大きく分けて3つ考えられます。
(1)感覚的な理由
味や食感の刺激を強く感じやすい、感じにくいといった理由
(2)機能的な理由
うまくかめない、飲み込めないといった理由
(3)精神的な理由
過去に食べたことで嫌な体験をしたり、環境やタイミングによってプレッシャーや不安が強いと言った理由

◆そこで、食べない子が変わるスモールステップ(少しずつ変えていく)をご紹介します。
5つのステップ!

少しでも食べられたときは、その食材について教えて興味や関心を持たせ、食べられたことをほめてあげてください。子どもにとって初めてのものや苦手なものを「ひと口食べる」ことは非常にハードルが高いことです。興味やほめられた喜びから、食べられるものを増やしていくことが大切です。
お子さんに限らず、野菜が苦手な人も多いです。野菜は苦みがあり、本能的に避けたくなりますが、苦みはビタミンCなどの味で、体の基本を作る大事な役目をします。生活習慣病予防のためにも野菜を食べることは大切です。食べることは健康の第一歩です。皆さんも、今年は「嫌い」を少しずつ克服してみませんか。

このコーナーでは、学校給食の献立レシピもご紹介します。リクエストがありましたらお伝えください。お待ちしております。

お問合せ:白馬村学校給食センター
【電話】0261-72-5143

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU