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自治体の皆さまへ

館報 はくば 2024.5.20 Vol.521

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長野県白馬村

◆公民館講座「旅日記を楽しもう~上越の奥の細道を訪ねて~」
昨年度、旅日記を楽しもう河合曾良「奥の細道随行日記」の講座を開講しましたが、その中で登場する松尾芭蕉と河合曾良が訪れた上越の場所を4月23日(火曜日)の講座で実際に訪問しました。
「奥の細道」では越後の段が削除されてしまっていますが、芭蕉の行程は随行していた曾良の随行日記に詳しく記されています。そのうち柏崎から市振までの9日間の日記をたどりました。
柏崎の宿に泊まる予定で紹介状まで用意をしていた芭蕉は、宿の対応が不快であったことから鉢崎まで行って泊まったエピソードや、「銀河の序」に上越のことを書き残していることなどの説明を受け、芭蕉が泊まった宿の跡地、立ち寄った直江津の五智国分寺や居多(こた)神社、立ち寄ったであろう能生の白山神社、難所の親不知などを見学しました。

◆元気よく登校 信州あいさつ運動
大人から子どもへ積極的にあいさつをして、地域ぐるみで子どもの育ちを応援する「信州あいさつ運動」を4月11日に白馬北小・南小学校で行い、令和6年度の活動がスタートしました。当日は、青少年サポーター、民生児童委員、PTA役員、ライオンズクラブの皆さんが校門付近に立ち、入学したばかりの1年生も元気よく登校し、児童の皆さんは大きな声で「おはようございます」とあいさつを返してくれました。今年度は11月までの11日前後に、あいさつ運動を行っていきます。
新学期が始まり新しい生活のスタートです。児童の皆さん、毎日元気よく登校してくださいね!

◆「嶺方諏訪社 鉄鐸(てったく)」の文化財指定について
昨年になりますが、令和5年3月3日に嶺方諏訪社蔵の「鉄鐸(6個)」が白馬村の指定有形文化財となりました。鉄鐸とは、鉄製の釣鐘形の鈴で、内側に舌とよばれる棒状のものがぶら下がり、揺らすとそれが筒部分にあたり音がなる仕組みになっているものです。古墳時代には古墳の副葬品として主に愛知県以西で出土例がみられますが、東日本での出土例は僅かしかありません。円錐状の形状をし、10cmに満たない小型のものが多くその用途は明らかではありませんが、馬鐸(ばたく)(馬にぶら下げる飾り鈴)や祭祀に関わるものと考えられています。嶺方諏訪社では祭礼で使用されており、鉄製剣と同様に木製鉾に括り付けられ、薙鎌(なぎかま)とともに祭礼の行列に加わっています。これらが製造された年代はいずれも不明ですが、文献上諏訪大社上社と深く関わりがあり上社で保管されているものと形状や大きさ、6個1組で使用されていることなど極めてよく似ていることから、上社のものと同時期(江戸時代以前)もしくは模倣して制作されたと考えられます。県内の他地域では見られない、白馬村と諏訪大社との深い関係を物語る貴重な資料であることから、文化財指定をして将来に渡って保護していく必要があるとの判断から指定に至りました。

◆令和6年度ウイング21芸術文化イベント
白馬ウイング21芸術文化シリーズ実行委員会及び白馬ウイング21ホール友の会では、芸術文化に触れる機会を創出するため、他の団体の協力を得ながら次のイベントを計画しています。多くの村民の皆さまのご参加をお待ちしています。詳細は決まり次第お知らせします。

◆令和6年度の『二十歳の集い』について
民法改正に伴い、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたことにより、白馬村では令和4年度から成人式にかわる行事として、20歳から21歳の年齢で『二十歳の集い』を開催しています。令和6年度は次のとおり行います。
日時:令和6年8月15日(木曜日)10時〜
場所:ウイング21
対象者:平成15年4月2日〜平成16年4月1日に生まれ、次のいずれかに該当する方
(1)令和6年6月1日時点で白馬村に住民登録されている方
(2)平成30年度白馬中学校を卒業した方
対象となる方には6月以降に案内状をお送りします。

白馬村公民館
館長 太田洋一
【電話】0261-85-0726【FAX】0261-85-0723

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