栄養成分表示を使って肥満とやせを防ぐ→[両立]←もったいないを意識して食品ロスを減らす
◆肥満とやせについて
肥満の人の割合は、成人男性で3割、成人女性で2割です。肥満は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、さらに脳血管疾患、心疾患など、各種生活習慣病の原因になります。一方、やせの人の割合は、成人男性で1割未満、成人女性で1割ですが、20歳代女性では2割と高くなっています。また、高齢期のやせや低栄養は、虚弱の原因となり、要介護状態や死亡のリスクを高めます。健康長寿社会の実現に向け、生活習慣病や虚弱を予防するために、肥満・やせを予防・改善し、適正体重を維持することが大切です。
*肥満、やせは、BMI(Body Mass Index)による判定。肥満はBMI:25以上、やせはBMI:18・5未満。
◇実践のポイント 食品の選び方と体重の計測で、肥満とやせを防ぐ
1.栄養成分表示を使って、食品のもつエネルギーを確認して、選ぶ。
2.炭水化物を多く含む食品とたんぱく質・食物繊維を多く含む食品を組み合せて選ぶ。
・活動量と筋肉量の維持のために、エネルギーとたんぱく質をしっかりとりましょう
・糖尿病予防のために、食物繊維が豊富な穀類を選びましょう
3.エネルギーのとりすぎや不足は、体重の変化や体格(BMI)でチェック
・BMIを計算してみましょう。 体重( )kg ÷ 身長( )m ÷ 身長( )m=自分のBMI
◆食品ロスについて
食品ロスとは、食べられるのに廃棄される食品のことです。日本における食品ロスの量は年間646万トンと推計(平成27年度)されています。この量は、世界全体の食料援助量(年間320万トン)の約2倍に匹敵します。
日本では、食料を海外からの輸入に大きく依存していながら、大量の食料が食べられないまま廃棄されていることになります。様々な食品が豊富に出回っている今、食料資源の浪費や環境への負荷の問題にも目を向け、「もったいない」という意識を持ち、一人一人ができることから始めて、社会全体で食品ロス削減に取り組むことが大切です。
◇実践のポイント 買い方を変えて、食品ロスを減らす
1.賞味期限の近いものから順番につれてって!
・順番に買うことで、食べ物を、無駄なくおいしく食卓へ
2.無駄なく使いきれるように食べられる量をつれてって!
・買うときに、「食べられる量かな?」を意識
3.家にあるものを思い出しながらつれてって!
・家にある食材をチェックして、買物へ
参考:消費者庁[食品ロス削減]食べもののムダをなくそうプロジェクト→食品ロスについて知る・学ぶ
お問合せ:白馬村役場 健康福祉課
【電話】0261-85-0713
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