■〜子どもたちの未来を守るために〜
「あの子、大丈夫かな?」あなたの周りに虐待が心配される子どもはいませんか?
◆虐待とは
子どもの心身の健全な成長や発達を妨げる行為は「虐待」にあたります。
子どもを殴る・蹴るなどの体に暴行を加える「身体的虐待」、性的行為を強要する「性的虐待」、子どもの保護を怠ったり、養育を放棄したりする「ネグレクト」、言葉や態度などで子どもの心を傷つける「心理的虐待」の4つに分類されます。こうした虐待は、子どもの体と心を深く傷つけ、体の成長や脳の発達に影響を及ぼしたり、心の傷(トラウマ)が残ることがあります。
▽身体的虐待
叩く、蹴る、家の外に締め出す ※体罰も虐待です
▽心理的虐待
ことばで脅す、無視する、子どもの前で大人がケンカをする
▽ネグレクト
食事を与えない、自動車の中に長時間放置する、不衛生な環境で生活させる
▽性的虐待
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触る・触らせる
※体罰としつけの違い
しつけは、子どもが社会で自立した生活を送れるように必要なことを教えることです。体罰や暴言で子どもを脅したり、従わせることではありません。たとえ保護者がしつけと考えていても子どもの身体や心に傷を付けることは体罰になります。
◆児童虐待の発生予防
妊娠・出産・育児期の家庭では、赤ちゃんを迎えた新生活への戸惑いからくる心身の不調や、妊娠・出産・子育てに関する悩みを抱え、周囲の支えを必要としている場合があります。子どもは自分から「助けて」と言いづらく、また保護者も自分から相談できない人もいます。こうした家庭に適切な支援が差し伸べられず、痛ましい児童虐待に至ってしまうことを避けるために、悩みを抱えた保護者が相談できる周囲の温かい見守りや声掛けが大切です。
◆子どもが持つ4つの権利(児童福祉法)
・叩かれたりひどいことを言われない
・元気に・健康に毎日をすごして成長する
・保護者の人から育てられる・守ってもらえる
・自分の意見をいう、話を聞いてもらえる
◆こんな時は…
○児童相談所・箕輪町こども家庭センターにて専門職が対応します
○相談いただいた方の情報は守られます
問合せ:子ども・子育てに関する相談は…子ども未来課 こども家庭センター
【電話】79-0007(直通)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>