■町の一人あたりの医療費について
令和4年度国民健康保険(以下国保)の一人当たりの医療費は、前年と比べ7,770円増加し386,727円でした。
県平均と比較すると10,245円下回っており市町村別順位は40位となります。
また、後期高齢者医療保険(以下後期)の一人当たりの医療費は、前年と比べ29,600円上昇し847,920円でした。
県平均と比較すると4,901円下回っており市町村別順位は37位となります。
■健康診断・がん検診を受けましょう〜「自分のからだを知ることが健康への第1歩です」
医療費に占める疾患別の割合は、国保では糖尿病、高血圧症、慢性腎臓病(透析あり)、後期では不整脈、脳梗塞、糖尿病が上位となっています。糖尿病や高血圧など生活習慣病は、将来、脳血管疾患や虚血性心疾患、腎不全を発症するリスクがあります。
また、令和4年町死亡統計からみると、がんの部位別死亡割合は、男性では「肺・気管支」、女性では「乳がん」が1位となっています。
どちらも早期発見が大事ですので、年1回は特定健診・がん検診を受け、日頃の生活を振り返り、生活習慣の改善に取り組みましょう。
■ジェネリック医薬品(後発医薬品)に切り替えてみませんか?
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、安全性に関する政府の審査に合格した先発医薬品と同じ効果を持つ薬で、先発医薬品よりも安く購入できます。現在服用されている薬をジェネリック医薬品に変えると、個人負担の削減だけでなく、医療保険(国保・後期)にかかる医療費の抑制にもつながります。ジェネリック医薬品への切り替えをご検討の場合は、かかりつけの医師や薬剤師に必ず相談しましょう。
■交通事故などに遭われた場合は届け出を
交通事故やスキー、スノーボードなどの接触事故、他人の飼い犬に咬まれるなど、第三者から傷病を受けた場合も医療保険(国保・後期)で、診療を受けることができます。その際は国保医療係へ「第三者行為による傷病届」の提出をお願いします。
※示談を済ませてしまった場合や勤務中や通勤途中での事故などは医療保険(国保、後期)が使えません。
■医療機関の適正受診にご協力ください
かかりつけ医療機関(医師)、かかりつけ薬局(薬剤師)を持ち、気になることがあったらまず相談しましょう。
同じ病気で複数の医療機関を受診することは控えましょう。重複する検査や投薬で、かえって体に悪影響を与えてしまう心配があります。
■一部負担金の減免・猶予について
災害や失業等の特別な理由により、一時的に著しく収入が減少し、医療機関等の窓口で支払う一部負担金の支払いが困難であり、減免等の条件に該当する場合、一部負担金の支払いを減免・猶予することができる制度があります。
■人間ドックの補助申請について
令和5年度の人間ドックの補助申請をされる場合は、3月末までに申請されるようお願いします。
◆一人当たりの医療費の推移 (箕輪町と県平均)
※一人当たり医療費の順位は、県内全77市町村のうち、医療費が高い市町村からの順位。
◆令和4年度 箕輪町の医療費に占める上位疾患の割合
▽国民健康保険
入院+外来(%)
▽後期高齢者医療制度
入院+外来(%)
国保データベースシステムから、全体の医療費(入院+外来)を100%として計算。
問合せ:健康推進課 国保医療係
【電話】0265-79-3118(直通)
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