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特集 地域を守る 箕輪町消防団の活動(ラッパ・救護 編)(1)

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長野県箕輪町

毎年、箕輪町消防団を分団ごとに紹介してきましたが、今年は各分団から集められた、どちらも消防・防災活動において重要な役割である「ラッパ班」と「救護」を紹介します。

■ラッパ班
◆ラッパ班活動内容
ラッパ班は箕輪町消防団の各分団から選出された団員で構成されています。
以前のラッパ班は、火災などの災害の際に信号曲を吹奏する事で、出動している団員に行動の指示を伝達する役割を担っていましたが、携帯電話や双方向無線機等の通信デバイスの普及により、活躍の場は災害現場から式典やイベントでの演奏がメインとなりました。
信号ラッパという指操作が無く、出せる音がトランペットと比べると非常に限られた楽器を使用して、曲や信号を演奏します。ラッパ班のほとんどが楽器初心者ですが、訓練を重ねることによって色々な曲を吹ける様になっています。
通年の活動としては、月に2回の訓練を行っている他に、上伊那の市町村のラッパ隊との合同訓練を年に数回程度実施する等、多様な形での訓練を行っています。
この数年間はコロナ禍で思う様な活動が出来ませんでしたが、今年度から徐々に活動も元に戻りつつあり、町民の皆さんに元気なラッパを聴いてもらえる様に活動していきます。

◆令和5年度 ラッパ班活動成果 ラッパ訓練月2回

▽4月
・任命式
・郡教養訓練
・春季訓練
▽5月
▽6月
・模擬火災訓練
▽7月
・県大会
・みのわ祭り
▽8月
▽9月
・町防災訓練
・正副ラッパ長会
・模擬火災
▽10月
・秋季訓練町事前訓練
・秋季訓練
▽11月
・火災予防パレード
▽12月
・正副分団長会
▽1月
・出初式リハーサル
・出初式
・北部三団合同訓練
▽2月
・正副ラッパ長会
▽3月
・新任幹部訓練

◆今年度を振り返って
▽ラッパ長 丸山 貴弘さん(35)
今年度は、5月に新型コロナが5類に移行された事もあり、活動がコロナ禍以前に戻ってきました。
特に約4年振りにみのわ祭りでのオープニングのファンファーレを務めさせて頂いた事や出初式の市中行進は、町民の皆さんの前で吹奏する事で、日頃の訓練の成果をご披露する事が出来、非常に良い経験になりました。
これからもより良いラッパの音を届ける事が出来る様に、ラッパ班一同頑張っていきます。

◆次年度の活動の展望
▽副ラッパ長 酒井 直樹さん(33)
私たちラッパ班は本年度に引き続き毎月2回の定期訓練を中心に訓練を実施していく予定です。訓練を通して、吹奏技術を磨いていきます。
町民の皆様には、みのわ祭りや出初式などを通して私たちの成果を聴いて頂きたいと思います。活動を通して各イベントを盛り上げると共に、消防団の活動を知って頂く機会になるように来年度も精進して行きます。
ぜひ、ラッパの音が聴こえてきた際には足を止めて聴いて頂ければと思います。

■団員インタビュー
◆入団7年目(松島地区)白鳥 瑚乃さん(27)
▽消防団に入ったきっかけは?
家族が消防団の経験者でどんな事をしているか興味がありました。また、当時の分団長・副分団長さんが勧誘に訪問された際、女性もいるとお聞きし、私もやってみようと思い入団しました。

▽普段のお仕事は?
箕輪町役場に勤めています。

▽消防団での役割は?
今年からラッパ班に所属しています。

▽消防団でのやりがい
火災予防・防災に対して自分自身が意識するようになること、入団しなければ関わることのできなかった人たちと知り合えることです。

▽ラッパ班になっての感想
楽器の経験がなかったため、ラッパの音を出すことも曲を覚えることも大変ですが、ラッパ班の皆さんのサポートのお陰でいつも楽しく訓練しています。頼もしい仲間に支えられています。

▽楽器経験は?
今までありませんでした。

▽消防団に入ろうか迷っている人へのメッセージ
平日の活動や休日のイベントがあり負担がないわけではありませんが、火災予防・防災の面から地元を知ることができるので、入団を迷っている方は近くの消防団員や勧誘に伺う消防団員に気軽に話を聞いてみてください。

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