■令和6年度 重点施策
令和6年度に実施される個別施策の中で、特に力を入れて取り組む主な施策を紹介します。
子育て支援対策 ~『パパ』になるなら 箕輪町『ママ』になるのも 箕輪町~
■子育てにかかる経済的負担等の更なる軽減
子育てに関わる経済的な支援をこれまでも行ってきていますが、子育てにかかる費用等経済的負担の更なる軽減を行います。
◆1.第2子以降の保育料無償化及び第1子保育料の軽減補助
○年齢、在園に関係なく第2子以降のお子さんの入園にかかる月額保育料を無料とします。
現在、3才以上児にかかる保育料については無償化されていますが、同時に2人以上のお子さんが在園されている場合、第2子は半額、同時在園に関わらず第3子以降は無料としています。更なる負担軽減のため、同時入園に関わらず第2子以降も無料とします。
○第1子にかかる月額保育料について、軽減補助を行います。
現在、3才未満児については市町村民税所得割課税額に応じて保育料を納めていただいていますが、保護者負担額が現保育料に対して第1子は3/4、一定所得以下は1/2となるよう軽減補助します。
[3歳未満児の保育料無償化・軽減イメージ]
◆2.実費徴収となる保育園給食副食費の負担軽減
○実費徴収している副食費を月額3,000円⇒2,000円とします。
現在、3歳以上児の副食費は国基準4,700円に対し町独自に1,700円補助し月額3,000円を徴収していますが、町補助を1,000円増額し、保護者負担額を月額2,000円とします。また、第2子以降の副食費を無料とします。
◆3.こども誰でも通園制度(仮称)の試行的事業実施
○月一定時間までの利用可能枠の中で、就労要件を問わず時間単位で柔軟に利用できる新たな通園制度の創設。
利用対象者は、満3歳未満で保育所等に通っていないこどもとし、月一定時間までの利用可能枠の中で利用が可能。令和8年度の本格実施予定に向けて実施方法等検討し試行的に実施します。
◆4.育休退園制度の廃止
○第2子以降の出産で育児休業を取得した場合、上の子が原則退園となる「育休退園」を廃止します。
◆5.入園・通園準備品の共通消耗品対応
○保育園の入園・通園準備品について、園児が共通使用できる物品は保育園で用意するよう見直します。
これまで、入園準備品としてお願いしていたボックスティッシュ、おしりふき、台ふき、緊急時用の雨カッパ等保育園の共通消耗品で購入します。
◆6.乳幼児用おむつ用品購入助成事業
○乳幼児を養育する保護者に対して、おむつ用品を購入できる購入券を支給します。
町内に住所があり対象児を養育する保護者に対して、乳幼児1人に対して年額30,000円のクーポン券を支給します。
対象者:令和6年4月以降の出生児と1歳の誕生日を迎える児
支給内容:年額30,000円の購入券
◆7.在宅保育応援手当支給事業
○在宅でこどもを保育する保護者の経済的負担の軽減のため、給付金を支給します。
町内に住所があり、未就学児を保育する保護者に対して児童1人につき月額3,000円を支給します。
◆8.産後ケア事業の助成拡大
○産後退院後から生後1歳までの母子に対する心身のケアや、育児サポートを行う産後ケアの費用を助成します。
利用料のうち、8割(上限20,000円)を町が負担します。さらに利用者負担額に対し助成券(2,500円×7回分)を交付します。
◆9.小中学校給食費の負担軽減
○小中学校における給食食材の高騰分を補助することにより、保護者の負担軽減を図ります。
○物価の高騰による子育て世帯の家計負担の軽減を目的として、給食費を児童生徒一人あたり年間1万円(1,000円×10か月)補助します。
■子育て支援センター事業の充実
令和6年度予算額:5,004万円
◆背景・課題
箕輪町子育て支援センター「いろはぽけっと」・「みのわ~れ」は、来館した0~3歳のこどもとその保護者を対象に、あそびの提供、情報の提供、つながりの提供をとおして、子育て中の全てのみなさんの出会いや仲間づくり、こどもの健やかな成長を支援する施設です。
新型コロナウイルス感染症の5類移行後は、利用者数が回復してきており、さらなる施設の充実が求められています。保護者からはこどもが体を動かして遊べる遊具等の導入、安全に遊べる施設整備などの声があがっています。
◆事業内容(抜粋)
「いろはぽけっと」を中心に、主にハード面から支援センターを整備し、利用者のニーズを聞きながら魅力ある居場所として利用の増加を図ります。
▽「いろはぽけっと」年度別延べ利用者数
◆園庭・駐車場の拡張・整備
▽駐車場・園庭に係る用地の購入・造成工事
・いろはぽけっと西側の土地を購入し、駐車場として整備します。
▽駐車場再利用計画・設計
・用地購入により空いた現在の駐車場区画を園庭等の拡張に使用するための設計に係る委託料を計上しています。
・拡張された区画の利用方法については、いろはぽけっとの利用者等の意見を反映します。
◆屋内の環境整備
▽遊戯室ステージ撤去工事
・遊戯室に旧保育園時代から設置されているステージを撤去し、親子が活動できるスペースを拡充します。
▽屋内遊具・おもちゃ等の充実(消耗品・備品購入費)
・利用者から要望のあった屋内で身体を使って遊べる遊具を整備します。
・こどもの発達に好影響が期待されるおもちゃ等を購入します。
◆相談機能の充実
▽助産師・栄養士等による定期相談(助産師への報酬等)
・定期的に助産師や町の管理栄養士がいろはぽけっとを訪問し、乳幼児の保護者の相談を受け付けます。
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