箕輪町郷土博物館は、「誰もが気軽に立ち寄れ、箕輪町のことをもっと知ることができる場所」として生まれ変わります。新しくなった箕輪町郷土博物館の見どころと、これに伴い開催される記念イベントを紹介します。
■3つのおすすめポイント!
(1)みのわを深く知る
(2)だれでも入館無料
(3)図書室利用可
◆リニューアルオープンまでの経緯
箕輪町郷土博物館は、昭和49年11月に開館し、郷土箕輪町に関する各種資料を収集・保存・展示し、資料を通じて箕輪町を学ぶことができる施設として、町内外の多くの人に利用されてきました。
令和2年、開館から40年以上を経過した博物館の今後について、同博物館協議会が協議・検討した事項をとりまとめ、令和5年に、耐震性の不足・アスベストの危険性・漏電火災の危険性などを解消するための耐震改修リニューアル工事を実施しました。
展示設備・空調設備の充実、バリアフリー機能、図書室の充実、他施設も含めた収蔵庫の確保も併せて行いました。展示準備も整い、28日にリニューアルオープンします。
新しく生まれ変わった箕輪町郷土博物館は、箕輪町のことをもっと多くの人に知ってほしという思いから、だれもが気軽に来ることができるように、入館料を無料にしました。
館内の雰囲気にもこだわり、居心地のよい空間になっています。
各展示コーナーの見どころを次のページで紹介します。さまざまな工夫をこらした館内をぜひ楽しんでください。
ぜひ、お気軽におこしください。
▽おまけ! 博物館ドキドキガチャ
主にお子様向け。ミッションをクリアして、「箕輪町出土土器のミニチュア」をゲットしよう!
協力:箕輪進修高等学校
※詳しくは本紙2ページまたはPDF版をご覧ください。
■ここが変わった! 見ドコロ紹介
◆美術展示室
展示室全体の照度を落とし、作品に効果的にスポットライトを当てることで、箕輪町ゆかりの画家白鳥白駒の日本画、藤澤古實の彫刻等をより美しく観賞することができるようになりました。ゆかりの作家に加え、古田焼などの郷土の民芸作品も展示し、より箕輪町のことを知ることができる展示となっています。
◆歴史展示室
黒を基調とした内装に、スポットライト照明を設置。立体展示ケースを4台に増設し、美しく浮かび上がる貴重な文化財を360°全方向から見ることができるようになりました。県や町の指定文化財も多く展示。日本の歴史と箕輪町の歴史を関連させながら展示し、より箕輪町の歴史を理解できるようになっています。
◆民俗展示室
前の博物館に設置されて展示いた、昭和30年代の居間を移築しています。自由に入って調度品に触れることもできます。懐かしい空間を味わってください。
◆自然展示
立体模型のコーナーでは、箕輪町の特徴的な場所のドローン空撮動画をスマホで見ることができます。このほか箕輪町の自然の音を聞くことができるなど、五感を使った観賞体験ができます。
◆図書・講座室
読書をして、学びを深めたい人は無料で利用できます。資料棚をスタイリッシュにし、デスクも一新。20~30人規模の講座も実施することができるようになりました。
◆ぞくぞく開催! 記念イベント
9/28(土)10:00…開館 もみじちゃんがお出迎え
10/5(土)~14(月)[祝]…記念展示「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風(高精細複製品)」
10/12(土)14:00~…東博文化財活用センター職員による「夏秋草図屏風」の解説「見て・感じて・楽しむ夏秋草図屏風」 (定員制)
10/26(土)13:30~…県立歴史館職員による開館記念の出前講座「県立歴史館信州学出前講座 in 箕輪町郷土博物館」 (定員制)
11/16(土)13:30~…東海大学 文学部 教授 北條芳隆氏 (松島出身) による記念講演会 (定員制)
▽Information
箕輪町郷土博物館
所在地:箕輪町大字中箕輪 10286-3(箕輪町役場南)
TEL·FAX:0265-79-4860
開館時間:午前9:00~午後5:00
休館日:毎週月曜、休日の翌日、年末年始
入館料:無料
※詳しくは本紙3ページまたはPDF版をご覧ください。
問合せ:箕輪町郷土博物館
【電話・FAX】0265-79-4860
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