◆箕輪中 2年生
箕輪中学校2年生240名は、5月28・29日に「職場体験」を行いました。職場体験は、生徒が事業所などの職場で働くことを通して、職業や仕事の実際について体験したり、働く人々と接したりする学習活動です。本年度も町内を中心に、95事業所に受け入れをしていただきました。働くことを意識したり、自分の身の回りの大人以外の方々と接したりする機会の少ない生徒たちにとって、事業所の皆様の温かいご指導により、社会の一員としての自覚の向上や勤労・職業観を体験して学ぶ貴重な機会となりました。
◆生徒の感想
▽体験先…製造業
事業所の社員さんは、自分の分担に責任をもって取り組んでいました。その姿を見て、やり終えた時には、達成感とやりがいを感じるのだろうなあと思いました。(中略)会社全体で、SDGsにも取り組み、環境によい仕事のやり方を考え、自社から世界を少しでも良くしていこうという思いが伝わってきました。職場体験を通して、「見えないところで、社会のために活躍している」ことを知り、自分もそのような仕事に就きたいと思いました。自分もコミュニケーション力をつけたいと思います。
▽体験先…サービス業
お店の皆さんは「お客様目線」を大切にされていて、早さや効率よりも丁寧さ、接客も製造も、お客様のことを考えて働いていました。また接客をしていた事業所の方は、「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」と声をかけていて、お客様との距離の近さを感じました。私はいままでそのように考えたことがなかったので、事業所の方の接客の姿に、感動と尊敬をしました。(後略)
▽体験先…福祉施設
障がい福祉サービス作業所の利用者さんの中にはあまり言葉を喋らない人もいる中、利用者さんの気持ちを読み取りお世話をしていて、私はすごいと思いました。相手によって、話し方を考え、変えている点も勉強になりました。私も、利用者さんへの気配りができたように思います。事務所の方々が忙しそうにしているのをみて「何をすればいいですか」と自分から聞けばよかったと思います。
職場体験を通して、『障がい者支援』は、やっぱりAIには取って替われないと思います。『人』でないとできない仕事だと実感しました。
事業所の皆様、お世話になりありがとうございました。
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