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コミュニティスクールの町ー長和町ーVol.19

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長野県長和町

~地域の達人・専門家(地域にある宝物)に触れ、学ぶ!~
8月1日(火)に、上小地区の小中学校の先生方が大勢参加された研修会がありました。「テーマ」は、「子どもたちはなぜ不登校になるのか?」という内容で「さくら国際高等学校」学園長の荒井裕司先生のご講演でした。荒井先生は、〈不登校を生まない教育現場をつくるにはどうしたらいいか〉と10ほどの提案をされました。その一つが「地域と一体化した様々な活動をする。(地域の大人との関りを増やす。地域の達人・専門家に関わっていただく。)」でした。まさに「コミュニティスクール」の取り組みはそれだと思いますし、長和町には地域の達人・専門家が小中学校現場で児童生徒と関わっていただいている例が多くあるので紹介します。

(1)2年生が生活科の学習で「竹細工に挑戦!」
ー竹水鉄砲作り編ー
長門小学校の2年生は、担任の先生の願いもあり、学校の周りにある竹を使って学習が展開できないかということで地域の方で竹細工に造けいの深い方を紹介してほしいとの依頼があり、長久保在住の植原精作さんに依頼しました。植原さんは「おたや祭」で竹灯籠を作る時に協力いただいたり、日頃からモグラ(鳥)除けの風車を製作されたりしており、今回も快く引き受けてくださいました。早速1学期は、2年生が植原さんの工房を訪ねてきて、仕事の様子を見たり、竹トンボを一人一人に作ってくださいました。また、7月には写真にあるように、竹水鉄砲を一緒に作りました。植原さんは事前に竹水鉄砲の材料をご自分で用意され、当日は奥様の一子さんにも協力いただきました。2年生は、植原さんご夫妻に教えていただきながら本当に楽しそうに取り組んでいました。そして自分の手作りの竹水鉄砲が完成すると大はしゃぎで水を飛ばしていました。植原さんは2学期には「うぐいす笛作り」が出来ると良いとおっしゃっていました。
・うえはらさんへ(長門小学校2年生より)
水でっぽうを作ってくれてありがとうございました。できたら竹ぶえを教えてください。こんどは、自分たちがはじめからつくりたいので、竹の切り方を教えてください。

(2)「クラブ」(茶道クラブ・将棋オセロクラブ)も地域の専門家が支援!
茶道クラブの講師は大門の金井春子さん。金井さんは、茶道の先生でずっと6年生の『長門っ子タイム』の時間に「茶道講座」で、ご自分の茶室(井庵)に招き支援されてきています。そして今年はクラブの中に「茶道クラブ」が出来たことで、その支援もされています。図書館の和室部分を使い、抹茶の点(た)て方、作法などご指導ご支援いただいています。
また「将棋・オセロクラブ」には、今年は古町の児平孝一さんに支援をお願いしました。児平さんは、小学4・5年生の頃に将棋を覚えて、1991年には長野県選手権大会で『知事杯』(優勝)を受賞したり、全国大会にも出場するなどしている将棋の専門家です。そんな児平さんは、4・5年生のクラブ員5名に駒の動かし方は勿論、駒の特徴・最初の一手・詰将棋など丁寧に教えてくださっています。

お問い合せ先:教育委員会学校教育係
【電話】68-2127

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