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自治体の皆さまへ

新年のご挨拶(1)

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長野県長和町

長和町長
羽田 健一郎

皆さま、あけましておめでとうございます。
令和6年の新春を清々しくお迎えのこととお慶び申し上げます。住民の皆さまには、町政の推進にご理解、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の陽性者が日本で確認されてから4年が経過します。第8波のピークを最後に昨年の5月に新型コロナウイルス感染症も感染法上5類相当に移行されました。以降、行動の制限や様々な自粛も解除となり、和田宿宿場祭りや大山獅子祭り、各種イベントも有人で開催されるなど、コロナ前の日常が少しずつ戻り活気を取り戻しつつあります。
しかしながらコロナ禍において、なりを潜めていたインフルエンザが昨年から猛威を振るっています。感染症対策の基本の手洗い、うがい、必要に応じてはマスクの着用など自己防衛に努め、健康な生活を送りましょう。
さて昨年は、何といっても暑い(熱い)年ではなかったでしょうか。
世界気象機関は、2023年が史上最も暑い年になることは「ほぼ確実」としています。日本でも、1~11月の平均気温が過去最高を上回っており、観測史上最も気温が高い年になる模様です。
長野県でも猛暑日が23日となり、1994年に記録した最多日数を更新するほど暑かった夏でありました。町民の皆さまも暑すぎる夏に難儀されたことでしょう。一方、日本は台風の影響が少ない1年だった影響で、長和町においても、大雨や台風による災害がなかったことは、令和元年、3年と甚大なる災害を被った長和町として幸いなことでした。

私は、令和4年8月に「気候非常事態宣言」を表明し、2050年には二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すため、昨年9月に地球温暖化対策実行計画策定委員会を立ち上げ、本格的に地球温暖化対策に取り組みました。
先に進めています「景観計画」とともに、町の未来を示すとても重要な方針となりますので、町民の皆さまも主旨をご理解いただき、これからの取り組みにご協力をお願い申し上げます。
昨年は、長和町に二つ目の道の駅が誕生しました。和田宿ステーションは平成8年(1996年)の開所以降、特産物直売所、食堂、駐車場、公共トイレを備えた施設として、長和町の南の玄関口の役割を担ってきましたが、単独型(町管理)の道の駅として登録を受け、9月から「道の駅・和田宿ステーション」として再スタートしました。新和田トンネルの無料化に伴い諏訪圏域からの往来も容易となり交流も格段に上がることを期待しています。
2月には、町民皆さまの利便性を高めるため、マイナンバーカードを利用した各種証明書のコンビニ交付を始めました。各種証明書の交付がコンビニエンスストアで取り扱えますので、どうぞご利用ください。
無限の可能性を秘めた長和町の若人14名がコロナ禍で中断されていた国際交流事業の長和青少年黒耀石大使として4年越しの訪英を果たしました。私も同行してまいりましたが、大使たちが一回り大きくなって帰ってきたと感じたのは私だけではないでしょう。
そして、長門いこいの丘公園に大型遊具の設置などのリニューアルが完了し、園児、児童を迎え11月にリニューアルオープン式典を行いました。多くの子どもや家族で賑わい、隣接しています病院の患者さんや老人保健施設の入所者の皆さまとのふれあいを通じ、幅広い世代間の交流に期待しています。
町議会においては改選が行われ、森田議長、渡辺副議長が再選され、昨年の12月から新しい議会としてスタートしています。私も5期目の任期の折り返しです。町の飛躍、発展、町民皆様のしあわせのため議会と力を合わせて進んでまいりたいと存じます。
令和6年の干支の「甲辰(きのえ・たつ)」は、「春の日差しが、あまねく成長を助く年」で、春の暖かい日差しが大地すべてのものに平等に降り注ぎ、急速な成長と変化を誘う年になると言われています。
新しい年が、皆さまにとり希望に満ち、実り多き素晴らしい年となることを祈念申し上げるとともに、紛争の収束、平和が戻ることを心から願い、年頭の挨拶といたします。

令和6年1月1日

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