信州・長和町地域おこし協力隊

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■古道を知り今そして未来へ
上野(うえの)琉花(るか)さん

みなさんこんにちは。地域おこし協力隊の上野です。
新年度が始まり、まもなく桜が咲き始める時期となりました。厳しい寒さを今年も越えることができ、ほっとした気持ちを抱きつつ、どこか焦りも感じています。
協力隊に着任して3年を終えましたが、同期の依田と同様、コロナの特例により1年間の延長をすることとなりました。4年目は町の雇用からは外れるため、活動の中できちんと生業を見出し、食べていけるように力を付けていかねばなりません。「いかに続けていくか」ということを大切にして、退任後も町の活性化に繋がるように尽力していきたいです。
最近は、新たに「空き家見学会」の取り組みを始めました。
少子高齢化が急速に進む中で、地域に住む住民だけで未来を担っていくには限界が来ています。移住者を増やす取り組みやその土台作りが必要になってくる中で、今ある遊休資産を最大限活用していくことが重要だと考えています。
その一つが、空き家の活用を進めることです。朽ちていく前に誰かへと繋ぐことで、住居やお店として明かりが灯り続けます。最近は有難いことに、空き家オーナーさんから活用に向けた相談を頂くことも増えてきました。とはいえ大切に受け継いできたお家を、いきなり知らない人に貸したり売ったりするのはハードルが高いですよね。「空き家見学会」では、空き家や移住に興味のある方が参加し、まち歩きをしながらコミュニケーションを取ります。「どんな人が使いたいと思っているのか」をきちんと把握してからオーナーさんと繋ぐお手伝いをしています。
今後は、同期の依田と設立予定の「ナワメ社」として、空き家を中心とした不動産業の機能を担っていくべく、さらに尽力していく所存です。空き家のことなどでご相談があれば、お気軽にご連絡ください。