■古道を知り今そして未来へ
木下(きのした)祐利(まさとし)・木下(きのした)東子(とうこ)隊員
広報ながわをご覧になっている皆さん、こんにちは。
今年の4月から、長和町の地域おこし協力隊として夫婦2人で活動している木下祐利・東子と申します。埼玉県から長和町に引っ越してきて4か月が経ちました。衣替えをしなければと思っているうちに夏がきて、すでに猛暑の日々。日差しは強いけれど、風が気持ちいい長野の夏を感じています。
私たちの協力隊としてのミッションは、農業で地域おこしです。
農業経験の無い私たちは、信州うえだファーム(JA信州うえだの子会社)で、自立就農するために必要な知識・栽培技術・経営技術等を習得します。
現在は、信州うえだファームの上田市の圃場で研修をしています。キュウリ、ミニトマト、アスパラガスを栽培し、収穫・販売をしています。毎朝の収穫では、昨日収穫したのに一日でこんなに生長するのかという驚きと栽培管理に追われる日々を思い、こんなに大変な作業をして育った野菜たちを私たちはお店で気軽に買い食べ毎日過ごしていたことがわかり、農家さんのありがたさを改めて思います。研修はハウス栽培のものばかりなので、日中の作業は汗で服がびっしょりになります。作業の途中で外に出ると、長野の風がいっそう気持ちよく感じます。
私たち夫婦は、静かな環境を求めて移住先を探していました。子供が生まれる前から鉄道会社主催のハイキングには夫婦で参加をし、子供が生まれてからは小さな山を探しては散策し、収穫体験があれば参加しました。
休みの日には自然を求めて出かけて自分たちに気づき、移住先探しから始まり、徐々に仕事も自然の中でやりたい、地域に貢献できる仕事をという思いになり、偶然の出会いから長和町にたどりつき、今に至ります。
2年間の研修のあとは、長和町でブロッコリーとアスパラガスを栽培し、町の皆さんのお手伝いができる農業人になりたいです。
将来は、長和町で就農したいという人の協力ができる農家として、仲間を増やし、長和町を活性化していきたいです。
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