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害虫から桜を守る 創成高校生らが作業

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長野県須坂市

6月7日(水)、須坂創成高校環境造園科の2・3年生24人が、臥竜公園桜守(さくらも)りの会、臥竜公園管理事務所と共に、害虫コスカシバから桜を守る作業を行いました。
コスカシバは蛾(が)の仲間で、幼虫が木の幹に穴をあけ食害し、木を弱らせます。臥竜公園では桜の樹勢回復のため、2008年から防除に取り組み、被害を軽減させています。
作業は、1本の桜につき数カ所、メスのフェロモンと同じ成分を出すチューブを取り付けます。これにより、メスのいない場所にオスを呼び寄せ、交尾や産卵を防ぎます。初めて作業する2年生は、会の方から、取り付け場所や脚立の置き方などの助言をもらいながら、一方、昨年に経験している3年生は効率良くどんどん作業を進め、池の周りの約160本への取り付けがおよそ2時間で終了です。
3年生の大峽鈴乃さんは作業を振り返り、「ボートからの作業は難しかったが、慣れるとスムーズにできた。お花見で見るきれいな桜は長年の活動の積み重ね。今後も活動を続け、後輩たちにも守っていってほしい」と話しました。
臥竜公園桜守りの会会長の荒井清治さんは、高校生との共同作業を「若い世代に活動を知ってもらえることが一番嬉しい」と喜び、「地域を見直す機会にもなると思う。将来に生かしてほしい」と期待を寄せていました。
次の活動は、来年2月に固形肥料の施肥を行う予定です。

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