令和5年5月、長野県教育委員会で須坂東高等学校と須坂創成高等学校を再編統合する「須坂新校(仮称)再編実施基本計画」が決定され、長野県議会令和5年6月定例会で同意がなされました。現在、地域・産業界・PTA・学校の代表の皆さんを構成員とする「須坂新校(仮称)再編実施計画懇話会」で新校開校に向けて意見交換を継続しています。
◆開校年度
令和11年度(2029年度)
◆活用する校地・校舎
須坂創成高等学校
◆設置課程・学科
全日制課程の4学科(農業科・工業科・商業科・普通科)
普通科は、文部科学省が設置を進めている「新たな普通科」の1つである「地域社会に関する学科」(仮称「みらいデザイン科」)として設置します。
また、単位制を導入し、他科の専門科目も選択できる教育課程を編成して、個別最適な学びを進めます。
◆募集する学級数
4学科あわせて7学級程度を想定
※開校前年度に決定
◆学びのイメージ
「実社会の課題と向き合い、地域を学びの場に成長し続ける高校」をコンセプトとした「コミュニティデザインハイスクール」を構想。4学科が連携・融合し、研究の成果を企業や自治体に提言することで、高校生が地域に主体的に参画し、地域の未来を地域の方々と共に創ることを目指します。
〔学びのイメージ〕
実社会の課題と向き合い、地域を学びの場に成長し続ける高校
◇育てたい生徒像
・探究的な学びにより身に付けた力で自分の未来を積極的にデザインできる生徒
・他者や社会と主体的に協働できる、コミュニケーション力を持った生徒
・多様な他者とつながり、新しい価値を生み出し、よりよい社会実現のために学び続ける生徒
◇目指す学校像
・地域をフィールドとした探究的な学びをとおして、課題発見解決能力を育む
・学科や学年を超えた協働的な学びをとおして、キャリアデザイン力を育む
・地域とともに学び、主体的に地域の未来を創造する力を育む
◇学びの柱
・実体験をとおして、自分と地域の未来を創造する学びを展開
・各科の学びの成果をもとに協働的な探究を実施
・情報リテラシーを徹底して学習し、いつでも、どこでも、ICTを積極的に利活用
◇具体的な取り組み
・校外学習、校外活動の単位認定(ボランティア、大学の講義、海外留学など)
・全学科でのデュアルシステム(校外での実践的な学び)
・世代を超えた交流学習(中学校との合同探究発表会、地域への公開講座など)
・生徒自らが学校を創造していく自主的活動(生徒会活動と部活動)
・探究の学びを深化させる「地域連携コーディネーター」が校内に常駐
・地域との協働による生涯学習の拠点づくり
[単位制]
学科の枠を超え、他科の専門科目も履修して自身の学びを深化
学校を飛び出してのアクティブな探究活動を学びの中心に
[連携]
コミュニティデザインを研究する国内外の大学との連携
地域を学ぶ国内外の高校生と交流
※詳しくは本紙図をご参照ください。
■今後の予定
◇新校の教育課程(カリキュラム)
両校で検討し、懇話会で意見交換を行います。
◇新校の施設整備(校舎整備など)
地域の皆さんに校舎の設計に関するご意見をお聞きするため、ワークショップを開催していく予定です。
問合せ:長野県教育委員会高校再編推進室
【電話】026-235-7452
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