皆さんに納めていただいた税金や、国・県からの補助金などがいくらで、どのように使われたのか、決算状況などをお知らせします。
◆一般会計
2023年度決算の総額は、歳入が303億7528万円、歳出が294億4342万円になりました。
2024年度へ繰り越した事業に充てる財源を除いた実質収支は、9億1307万円の黒字になりました。
◇歳入の状況(前年度比)
歳入総額は2・9%の減で、9億1370万円減少しました。
市税は、インター周辺開発に伴う土地分の増額などにより、0・8%の増で、5294万円増加しました。
地方交付税は、4・0%の増で、2億1477万円増加しました。
寄附金は、信州須坂ふるさと応援寄附金の増加により20・8%の増で、6億7653万円増加しました。
国庫支出金は、22・9%の減で、11億5526万円減少しました。
繰入金(積立金の取り崩し)は、39・3%の増で、6億544万円増加しました。
◇歳出の状況(前年度比)
歳出総額は2・8%の減で、8億5233万円減少しました。
目的別では、住民税均等割のみ課税世帯への給付金の支給などを実施した「民生費」が最も多く、全体の28・8%(84億8009万円)を占めました。
性質別では、最も多いのは「人件費」(47億7417万円)ですが、定年引き上げによる退職者数の減により2・9%の減で、1億4021万円減少しました。次に多かったのは「扶助費」で、住民税均等割非課税世帯への「物価高騰対応重点支援給付金」の実施により、4・9%の増、2億1847万円増加しました。
◆2023年度の主な事業
・社会教育施設・体育施設などのオンライン予約システム構築
・福祉医療費給付金の対象年齢を18歳年度末まで拡大
・須坂長野東インターチェンジ周辺道路の整備
・須坂アートパークにバリアフリートイレを整備
◆特別会計・企業会計
監査委員による一般・特別会計決算審査意見書などを、市ホームページに掲載しています。
問合せ:監査委員事務局
【電話】026-248-9022
◆CHECK!
◇財政は健全?
財政の健全性を示す財政指標は、いずれも早期健全化基準を下回っており、健全な財政といえます。
◇基金(積立金)はどのくらいある?
将来、多額な費用が必要になる事業のために積み立てています。
市民1人当たりの基金現在高は204,327円で、過去10年で最も多くなっています。
◇市債(借金)はどのくらいある?
建設工事などを行う際は、国や金融機関からの長期の借金をして資金を調達します。
市民1人当たりの市債現在高は409,956円で、県内19市の中で7番目に少ない額です。
※市民1人当たりの基金現在高・市債現在高は、2024年1月1日現在の人口(49,582人)で算出
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