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市長のいきいき通信

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長野県須坂市

■随処に主となる(幸福とは)
4月は、入学、就職、人事異動など、さまざまなスタートの時期です。私は、県職員在職時の人事異動で、第三者から「左遷(させん)」と言われたことがあります。しかし「給料をもらっているのだから全力を尽くすべき、左遷と考えること自体がうぬぼれ、職場に極めて失礼」と思い、全く気にしませんでした。異動後も、信頼できる仲間との付き合いに変化はなく、新しい職場で得た経験は、今でもプラスになっています。
臨済宗に「随処(ずいしょ)に主(しゅ)となれば立処皆真(りっしょみなしん)なり」という言葉があります。「いつどこにあっても自己を失わず主体的に生きれば、どんな環境にいようとも翻弄(ほんろう)されることはない」という意味です。「子どもが学校に合格したが、大した学校ではない」と言った人に、ある人が「その学校で何をするかが大切。随処に主となればいい」と伝えていました。
慶應義塾大学大学院の前野隆司教授は、「日本人は幸せを感じることが下手になっている。〝こんなにおいしい牛丼がたった400円で食べられるなんて、自分はなんて幸せだろう〟と感じるか〝400円の牛丼しか食べられないなんて、自分はなんて不幸だろう〟と感じるか。感じ方で幸福度は決まる」と述べています。
新たなスタートを迎える皆さんの幸せとご活躍をお祈りしています。

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