須坂市の「ふるさと納税」(信州須坂ふるさと応援寄附金)は、良質な果物類などの返礼品が人気を集め、全国多くの方から応援をいただいています。市の一般会計予算に占める割合も大きくなり、市民の皆さんからお問い合わせをいただく機会も多くなっていることから、その概要などをお知らせします。
■須坂市の「ふるさと納税」の状況
寄附件数および寄附受入金額は年々増加しており、寄附受入件数は2019年度から4年連続で長野県内1位となっています。
国の制度に基づき、ふるさと納税は各自治体が寄附の受け入れを行っていますが、制度自体の継続性も含め、将来の見通しが不透明なため、「賢く大切に」活用していく必要があります。
▽寄附受入状況の推移
※2023年度の数値は速報値
■「ふるさと納税」の受け入れに伴い発生する経費
寄附金のうち約56%は、寄附者への返礼品代や寄附募集ポータルサイト掲載手数料などの事業経費に充当されます。このため、実質的に市の事業に活用できるのは寄附金額の約44%にとどまります。
返礼品は市が直接調達するため、事業者(生産者)の売り上げ増加や地域内循環につながっています(2023年度末現在、113事業者が返礼品提供事業者として登録)。
▽寄附金全体に占める経費などの割合
■こんなことに活用しています
市が実施した2023年度事業のうち、ふるさと納税を財源とした主な事業は以下のとおりです。
ふるさと納税がなかったとすれば、市の単独費となり、財政圧迫や投資的経費の捻出が困難になることも考えられます。このことからも、全国20万人を超える多くの寄附者の皆さまに感謝しつつ、今後も健全な財政運営のための貴重な財源として大切に活用してまいります。
◇2023年度に寄附金を財源として活用した主な内容
・道路の改良や維持補修・管理など…約7,000万円
・農業振興(後継者対策や遊休農地の解消など)…約2,000万円
・商業・観光振興(店舗開設支援、施設整備など)…約3,000万円
・子どもは宝プロジェクトの推進(特色ある教育の推進、給食センター運営、児童青少年の健全育成など)…約4億円
・その他の事業(防災対策、健康福祉の充実、都市施設の整備、文化施設の整備、消防施設の整備など)…約10億円
※2022年度の寄附金を充当。金額は予算上の財源充当ベース。
~ふるさと納税返礼品を提供していただける事業者様を募集しています!~
詳細はお気軽に政策推進課までお問い合わせください。
※市ホームページの二次元コードは本紙をご参照ください。
問合せ:政策推進課
【電話】026-248-9017
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