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市長のいきいき通信

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長野県須坂市

◆「漫述(まんじゅつ)」佐久間象山
謗者任汝謗 嗤者任汝嗤 天公本知我 不覓他人知

16歳で中国から帰国し、日本在住38年になる北陸在住の中国帰国者の女性からお話をお聞きする機会があり、数時間にわたる彼女のお話から、多くのことを学びました。彼女はさまざまな、いわゆる「苦労」をされましたが、「苦労と思っていない。全て勉強になった。自分は人に恵まれた」と前向きでした。彼女が勤める会社の社長が「彼女は社員の中で一番優秀です」と褒めると「そうなるように頑張ります」というほど機転もあります。彼女は、中国語と日本語を話せますので、両方の言語と感性で、他人の行動、言葉を解釈しているそうです。そして、その中で感じた日本人と外国人との大きな違いは、日本人はグループを作り他人を意識するが、外国人は自分を主体に行動する、とのことでした。
これを聞いた時、私は、市長就任後間もなく、詩吟の師範から教えていただいた表題の詩「漫述」を思い出しました。詩の意味は「謗(そし)る(けなす)者は、汝(あなた)の謗るに任す。嗤(わら)う(あざけり笑う)者は、汝の嗤うに任す。天の神は、もともと私のことを知っている。他人に理解してもらおうなどと思わない」です。
師範は、市長就任間もない私に、市長としての覚悟を教えてくださったと感謝しております。

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