■「固定電話が使えなくなる」?
固定電話をお使いの皆さん、「回線切替によりアナログ回線が廃止されるので今の電話が使えなくなる」などという話を聞いたことがありますか。以前からこのような手口で不必要な回線工事を行ったり、契約を変更させたりといった相談が寄せられています。今回はそのような相談の一例を紹介するとともに、回線切替の正しい情報をお伝えいたします。
○事業者から電話があり、「光回線にすると電話の基本料が安くなる。2024年にアナログ回線がなくなるため、光回線に変更するには工事料が発生するが、今だと工事料は無料だ」などと言われ、曖昧な返事をした。すると後日、工事日を決める電話が来たため、「契約した覚えがない」と断ったが、今日になって契約書が届いた。契約した覚えはなく、もし契約したことになっているなら解約したい。
このような事業者からの電話は、あたかもNTTからの電話であるように説明をすることが多いですが、ほとんどは別の会社からの営業です。「安くなる」との言葉につられて了承したが実際には安くならなかった、不必要な有料サポートサービスに勝手に契約させられていた、という相談事例もあります。
こういった手口は、NTTが2024年に局内設備の切替を行うことに便乗したものです。この切替は、契約者による手続きや回線工事等は不要であり、現在使用中の電話機はそのまま使い続けることができます。誤解を招く便乗営業にだまされないよう、注意しましょう。
ご不明な点や、お困りのことについてはお早めにご相談ください。
問合せ:
飯山市消費生活センター(市役所生活環境係内)【電話】67-0726(課代表)
消費者ホットライン【電話】188
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