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市議会だより No.111(2)

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長野県飯山市

〔常任委員会議案審査〕
委員からの主な質問および意見と市からの説明について抜粋して掲載します。

■予算決算常任委員会
▽議案第82号
令和5年度飯山市一般会計補正予算(第4号)(修正可決)

◎保健福祉課
問:住宅除雪支援事業および高齢者等玄関先除雪支援事業・除雪支援隊推進事業は民生費から減額し、消防費で予算を計上するとなっている。雪は災害として考えるのか、弱者を支援するのか。民生委員さんが管轄内の情報を持っていることからすると、事業のベースは民生部ではないか。
答:昨年度の実証試験を踏まえ、庁内で検討した結果である。弱者世帯の情報は保健福祉課で把握しているが、新しい体制について十分説明し、周知を徹底したい。民生委員さんの混乱の心配はしていない。

◎危機管理防災課
問:家庭用小型除雪機等購入補助事業の30台分の根拠と目的は何か。高額な機械を購入できる一部家庭への支援に見えるが。
答:他市町村の状況を参考にし、個人10馬力以下14件、11馬力以上11件、15馬力以上3件、集落は2件の予算計上とした。全市民に対し除排雪の経済的な負担軽減を考えている。

問:雪かき支援事業は、高齢者や弱者世帯の支援が本来の目的であって、何もかも行政でということにならないよう誰もが納得できる事業とすべきである。高齢化顕著な地域の将来を見据えて再度実証試験とすべきであるが。
答:実証試験の結果から、市ですべてを行うことは難しいことから、将来を見据え、官民協働で取組む事業であることが大切であると考えている。

問:雪かき支援隊の支援員はどこに配置されるのか。危機管理防災課との連携はどうか。
答:支援世帯の数によるが、今のところ飯山、瑞穂、柳原、外様、岡山の各地区活性化センターと温井の集会所を考えており、班長会議を週1回開催して連携を図りたい。

■総務文教常任委員会
▽議案第94号
特別職の職員で常勤の者の給与に関する条例の一部を改正する条例(原案否決)

◎総務課
問:6月議会一般質問において市長の任命責任を問われた時に「事実関係を確認し、しかるべき処分を行う」と答弁された。副市長自身が給与減額を申し出たことと処分は違うのではないか。災害時において市長を補佐する副市長の役割を認識されることが重要で、給与を減額し、それで済んだということにしない方が良いと思うが。
答:市長と副市長で話し合いを行い、一般的に理事者の処分に相当するものは他市町村を見ても給与の減額であり、副市長から責任の取り方として給与の減額を市長に申し出て、条例の提出となった。

問:今回の副市長がされた行動は、地方公務員法の懲戒処分に該当するのか。
答:副市長は特別職のため、地方公務員法は適用されず、同法の懲戒処分には該当しない。

▽議案第96号
飯山市犯罪被害者等支援条例(原案否決)

◎人権政策課
問:条例制定の趣旨や内容について異論はないが、条例案に市民や事業者等の役割の規定があるので慌てることなく、地域から被害者を出さないように皆で取り組もうという意識を市民に伝えることが重要に思う。そのためにもパブリックコメントは必要ではないか。
答:市民等に規制を課すことや罰則を設ける条例案ではないことから、パブリックコメントの必要はないと判断した。少しでも早く制度を整えたい思いから今回提案した。

※パブリックコメントとは
市の基本的な政策などを策定する過程で、その趣旨、目的、内容その他必要な事項を公表し、広く市民の皆さんから意見を求め、提出された意見を考慮して意思決定を行うとともに、意見に対する市の考え方を公表する一連の手続です。

■8月7日臨時会開催
新たな小学校づくり事業に伴う債務負担行為の補正等の議案が提出され、全員一致で可決となりました。

問合せ:飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005

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