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市議会だより No.112 ~9月定例会 一般質問(1)~

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長野県飯山市

9月6日~8日の3日間にわたり13名の議員から市政に対する一般質問が行われました。掲載の順番は質問順で、掲載内容は、一般質問および答弁内容の一部を抜粋し、各議員が作成した原稿を基に編集委員会において確認し編集しております。
正副議長につきましては、任期中は申し合わせにより一般質問は行わないこととしております。

■災害対策に繋がる記録検証の必要性・皿川の例
髙橋春三議員

問:令和元年19号台風での10月13日皿川越水情報の市の認識と、市民に知らせた経過の詳細を伺います。
答:2時20分に左岸、30分に右岸越水を確認。3時20分北町、4時有尾、4時50分田町、6時40分福寿町他9地区に避難勧告を発令した。

問:避難勧告までに1時間から4時間20分経過している。経過の詳細を伺います。
答:他にも浸水発生、排水ポンプ車配備、排水ポンプ場稼働状況を総合的に判断した。

問:水が流れ込んでいるのに、より強いメッセージの避難指示を発令しなかったのか。
答:飯山観測所が10メートルを超えるのを目安としている。

問:市の最終報告第9報は事務的な報告・記録という印象です。反省点や良かった点に踏み込み、今後の対策に価値ある報告書は必要と思うが。
答:他市町村の内容を参考として、災害の教訓や記憶を風化させないためにも、記録集のようなものとしての作成を検討していきたい。

■駅前ホテル・雪かき支援・蓮遊水地について
西澤一彦議員

問:駅前ホテル建設に向けた現在の状況は。
答:ホテルは必要で市の分断を避けるうえでも双方一致していたが、先方が調停の場での解決を望んでおられ、できるだけ早い時期に解決できるよう努力してまいりたい。

問:双方一致を見出しホテル建設に進むべき時、司法の場での調停では、市民には決裂分断と映るが。
答:先ほど申し上げたとおりで、それ以外に申し上げることはない。

問:雪かき支援員はコーディネート業務を行う方向性とのことだが、除雪機4台購入計画との整合性は。
答:豪雪時の除雪支援を行うなどケースバイケースでの業務を想定。

問:蓮遊水地の現在の進捗状況は。
答:市では、耕作希望者の意向調査や埋立ての意向を確認するアンケート調査を進めている。

問:遊水地は下流域のためと断腸の思いで決断した人もおり蓮始まって以来の大事業だ。市も最大の支援をすべきと思うが市長の決意は。
答:全責任を持ってこの問題にしっかり取り組んでまいる決意である。

■令和4年度決算の内容と将来予測
上松永林議員

問:4年度決算の内容は。
答:新たな学校づくり事業等の大型事業、コロナ禍での原油価格等物価高騰対策としての支援、雪かき支援事業の実証試験等に取り組むなどの今後の予算化に着手できた。

問:総務費は34億7千万円で3年度と比較し3億6千万円の減だが。
答:寄付の減少と基金積立て金の減額、人件費の減による。

問:商工費は17億8千万円の前年より4億円の増、理由は。
答:道の駅拡張整備事業等。

問:前年と比べ法人市民税は2千9百万円減で1億4千3百万円、固定資産税は4千4百万円増で13億8千万円だがその分析は。
答:エネルギー関連企業の法人市民税が減少。固定資産税は3年度の軽減措置が終了し増加したが、今後の変動は見込まれない。市内経済は物価高騰で厳しいと考える。

問:現在17億4千5百万円である財政調整基金の今後の見通しは。
答:4年度末の財政調整基金残高は概ね適正な規模。今後も同程度確保していきたい。

■追加接種、学校給食有機化、貸し切り列車
松本淳一議員

問:国の予防接種健康被害救済制度による審査会の結果を比べてみると、コロナワクチンの死亡認定数のほうが桁外れにインフルエンザより多いと私は数えたがそう考えてよいか。
答:厚生労働省ホームページに認定審査結果が掲載されており、認定件数には大きな開きがあることがうかがえる。

問:新しいワクチンは人による試験はされているか。
答:厚生労働省は、今回のワクチンは改良型のため臨床試験はしていない、としている。

問:何回も接種すると免疫力が弱くなると言われているが。
答:厚生労働省の調査結果を確認いただければと思う。

問:子どもの接種券は希望者のみに配布できないか。
答:現時点では予定どおりの配布をしていく。

問:学校給食で米の有機化はできないか。
答:課題はある。市外から調達するなどした場合には可能。

問:貸し切り列車で飯山線の活性化に支援を期待できるか。
答:要望には協力体制の構築や支援策が必要と考えている。

■除雪支援事業・子育て支援事業防災について
髙橋達幸議員

問:令和4年度雪かき支援事業実証試験総括より今後の方向性は。
答:雪かき支援は、民間事業者やシルバー人材センター、除雪支援隊にお願いし、5年度の雪かき支援員は、主にコーディネート役とする。

問:出産給付金の市単独での20万円、小中学校の給食費においても4割を賄っているが、完全無償化はどうなったのか。小型除雪機購入時の補助金制度等を立ち上げるよりも、地域の未来を見据え、子育て支援を、もっと腰を据えて、しっかり考えるべきではないか。
答:子育て支援に的を絞ってやれという議会としての総意であれば、全力を尽くして、それを実現していきたい。

問:古牧橋、大関橋、柏尾橋の交差点付近は堤防の高さよりも低く、大水で堤防を越水する前にそこから内地へと水が入り大災害が発生しかねないが防災対策は。
答:大型土嚢設置し、設置方法については、建設業協会と確認し、有事に備えている。

問合せ:飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005

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