より効果的な人権施策を進めていくうえでの基礎資料とするため、令和5年8月3日から21日にかけて、18歳以上の方を対象に、無作為に2,000人を抽出しアンケートを実施しました。結果の概要は次のとおりです。
結果でもわかるように、人権に対する差別・偏見意識はなくなってはいません。誰もが情報発信できる今は、真偽を見極める正しい知識が必要です。市では人権同和・企業人権教育講座、各集落での人権学習会、差別のない明るい飯山市を築く市民大会等を通じ、一人ひとりの意識改革に努めていきます。
この結果をご覧いただき、人権に関して考えるきっかけにしていただきますようお願いします。調査にご協力をいただきました市民の皆さまに深く感謝申し上げます。調査結果の詳細は、市ホームページをご覧いただくか、お問い合わせください。
〔回答者数682人、回収率34.1%〕
■同和問題(部落差別)
部落差別が「残っている」が全体の50.4%となりました。平成25年度では56.7%、平成30年度では47.9%、今回は50.4%と前回よりも2.5ポイント上昇しました。まだ「残っている」のうちの「今も差別が根強く残っている」の回答は前回の7.7%から6.9%に減少し、「改善されているがまだ残っている」が前回の40.2%から43.4%と3.2ポイント上昇しています。
■子どもの人権
子どもの人権に関しては、「守られている」という回答の比率は前回の調査から大きな変化がありませんでしたが、男性の回答の方が女性より「守られている」と回答する比率が高いという結果になりました。(男性62%、女性50.9%)
■障がいのある人に対する差別・偏見
■高齢者に対する差別・偏見
■外国人に対する差別・偏見
「障がいのある人」、「高齢者」、「外国人」に対する差別・偏見については、「障がいのある人」が一番高く、次いで「高齢者」、「外国人」となっています。前回調査より増えており、人権課題の意識の変化が進んでいることを伺わせる結果となっています。
■女性に対する差別・偏見
女性に対する差別・偏見は過去の結果より増加し、特に「あると思う」は50.4%の半数以上の数になっています。女性に対する差別・偏見は男女ともに意識が進んでいる結果と考えられます。「男は仕事、女は家庭」という考え方は、83.5%が否定的にとらえており、意識は着実に変化しています。
問合せ:人権政策課 人権同和係
【電話】67-0743(課代表)
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