■「健康のまちづくり友好都市連盟」に加盟
健康のまちづくりを考える集い2023を開催
飯山市は、健康のまちづくりを推進するため、6月19日に「健康のまちづくり友好都市連盟」に加盟しました。同連盟の目的は、地域ぐるみの健康増進活動についての情報共有、医療提供体制や地域包括ケアに係る住民との協働につながる施策の推進を目指すものです。今後、飯山市は全国の加盟自治体と情報を共有しながら「健康のまちづくり」を推進します。
11月25日には、同連盟への加入を記念し「健康のまちづくりを考える集い2023」を飯山市公民館で開催しました。まちづくり系医師の井階友貴先生からご講演をいただいたほか、同連盟の加盟自治体から北海道稚内市役所の山川奈緒さん、宮崎県延岡市役所の吉田昌史さん、地域を代表し、飯山赤十字病院の古川賢一名誉院長、一般社団法人きぼうの大月肇理事がパネリストとなり、ディスカッションを行いました。
稚内市の山川さんは「病院が医師不足などにより苦しいことを地域の皆さんに伝えるべき」と発言しました。延岡市の吉田さんは、「医師不足をきっかけに2つの市民団体が立ち上がり、署名活動などが行われ、この活動を一過性のものにしないため、全国の市町村で初となる延岡市の地域医療を守る条例を制定した」と説明しました。
飯山市でも地域医療と健康づくりについて、市民の皆さんと意識を共有していくことが求められています。
■飯山市雪かき支援員辞令交付式を開催
12月1日、飯山市雪かき支援事業の支援員となる方一人ひとりに、江沢市長から辞令を手渡しました。
同事業は、冬期間における市民の安全と安心を確保するため、自らの労力で自宅などの除排雪ができない除雪困難世帯へ、市民、事業者、行政が協働して雪おろしなどの雪かき支援をするものです。同支援員の人数は12名で、業務は自力で除排雪が困難な世帯の見回りと、民間等支援事業者(企業や個人事業者など)との調整および作業要請が主となり、今年から除排雪作業は、主に民間等支援事業者が担います。12月10日現在の受付件数は、201件で、うち今年新たな受付は80件です。
支援員の齋藤喜一良さんは「困っている方々のため、精一杯取り組んでまいります」と支援員を代表し、あいさつしました。
■明治安田生命保険相互会社 長野支社から寄附金
明治安田生命保険相互会社長野支社「私の地元応援募金」贈呈式を11月22日に飯山市役所で行いました。
同社は、「つながり」「ふれあい」「ささえあい」の機会を創出し、豊かな社会づくりに貢献する「地元の元気プロジェクト」に取り組んでおり、その一環で地域住民の健康づくりや暮らしの充実に向けた自治体などとの協働として、寄付活動を全国的に実施しています。寄附金額は、70万5500円で、同社からは今年1月にも30万5500円の寄附をいただいており、寄附金の総額は、101万1000円となります。なお、同社とは、今年3月に「健康増進に関する連携協定」を締結しており、イベント等で野菜の摂取量を簡単に測定できるベジチェックなどにご協力いただいています。
■2028年開催に向け 国民スポーツ大会飯山市準備委員会を設立
第82回国民スポーツ大会飯山市準備委員会の設立総会を飯山市文化交流館なちゅらで11月30日に開催し、同委員会が設立しました。
飯山市で予定されている競技と会場は、スキー競技が、戸狩温泉スキー場、市営飯山シャンツェ、長峰クロスカントリーコースで、カヌー競技が北竜湖特設カヌースプリント会場です。
▽冬季大会 令和10年(2028年)1~2月
〔スキー競技〕
・ジャイアントスラローム
・スペシャルジャンプ
・コンバインド
・クロスカントリー
▽本大会 令和10年(2028年)9~10月
〔カヌー競技〕
・スプリント
愛称「信州やまなみ国スポ・全障スポ」
スローガン「行こう。それぞれの頂へ。」
■大阪市×飯山市 姉妹都市提携
50周年記念事業花博記念公園 鶴見緑地で菜の花さかせるかいが種まき
菜の花さかせるかい(会長 高澤勇一)が11月24日に大阪市鶴見区にある花博記念公園鶴見緑地で、菜の花の種まきを行いました。
大阪市と飯山市は、昭和49年(1974年)12月6日に「スポーツ交流スキー姉妹都市宣言」を交わしてから、令和6年(2024年)で50周年を迎えます。菜の花の種まきは、同事業の一環として、飯山市からは、飯山市菜の花公園の菜の花を管理している「菜の花さかせるかい」から2名、市職員が参加し、鶴見緑地の管理者や大阪市役所の方と一緒に、作業を行いました。
来年12月に、飯山市で予定している記念式典等に向け、現在全国から募集した記念ロゴの選定を行うなど、大阪市とともに準備を進めています。
■飯山市猟友会が有害鳥獣捕獲従事者講習会で
錯誤捕獲防止型くくり罠およびクマ撃退スプレー使用講習を実施
12月1日、飯山市猟友会が有害鳥獣捕獲従事者講習会を瑞穂地区活性化センターで開催し、今年は現地講習として錯誤捕獲防止型くくり罠設置とクマ撃退スプレーの使用について実演講習会が行われました。参加者は、飯山市猟友会の会員が主で、このほか岳北消防本部の職員など、約30名が参加しました。
錯誤捕獲防止型くくり罠の実演では、一般財団法人 日本森林林業振興会 長野支部から講師を招き、実演を行いました。錯誤捕獲とは、捕獲対象以外の鳥獣が誤って捕獲されることで、今回実演いただいた罠は、クマが掛かりづらい設計になっています。
クマ撃退スプレーの実演では、長野県クマ対策員の後藤光章さんを講師に、使用する際の注意点等を説明いただきながら、実演いただきました。後藤さんからは、風向きなどを考えて自分にスプレーが掛からないようにすること、携帯する際はホルスターケースなどを利用しすぐに出せる状態にすること、噴射時間を考え噴射することなどの説明がありました。
今年の市内のクマの足跡や爪痕などの痕跡に基づく出没情報の件数は、目撃情報も合わせ167件で、昨年の78件に比べて約2倍となっています。この数値は、4月から11月末までの件数を今年と昨年で比較したものです。
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