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市議会だより No.109(2)

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長野県飯山市

〔常任委員会議案審査〕
委員からの主な質問および意見と市からの説明について抜粋して掲載します。

■予算決算常任委員会
◆議案第40号
令和5年度飯山市一般会計補正予算(第2号)

◎スポーツ推進課
問:「スポーツツーリズム推進事業」北信州ハーフマラソンの補正予算が、議会審議の前に募集開始したことは行政事業の事前着手と同様で認められない。
答:開催の決定が遅れたため、議会への説明が遅くなったことは深く反省し再発防止に努めます。

問:当初予算で議決したハーフマラソンの予算は、3市村での大会の補助金である。飯山単独開催になったのであるから、当初予算を減額し飯山大会として補正すべきでは。
答:3市村での実行委員会を開催し、暫定的に飯山大会の開催を書面決議いただいたので、当初予算を使用することとした。

問:今回提案されている予算は当初予算にかかる補正ということか。
答:開催決定が遅れたために参加人数に懸念があるための対応とおもてなし費用の増額をお願いしたい。

◎危機管理防災課
問:「防災・減災対策事業」危機管理監の勤務条件と予算は。
答:1日5時間、週4日勤務で部長クラスの金額。354万円の補正予算を計上。

問:危機管理は市長・副市長の職務である。危機管理監の設置は、副市長が2人いるイメージであり、厳しい財政状況にとって必要か。
答:近年の災害は激甚化・頻発化・ゲリラ化の傾向で、体制の強化が必要である。

◆議案第40号
令和5年度飯山市一般会計補正予算(第2号)修正案提案理由(抜粋)
・危機管理監の設置に係る費用として、防災減災対策事業の増額補正が提案されているが、県内の他市においては、常勤の一般職の部課長体制で対応しており、非常勤特別職の設置は1市もない。市長・副市長と危機管理担当課をはじめ職員との連携がしっかりと取れれば、危機管理対応は十分であり増額の必要がない。
・「北信州ハーフマラソン」について、飯山市単独開催の費用としてスポーツツーリズム事業の増額補正が提案されているが、議会が審議に入る前に既に募集を開始している。なお、参加者が少数の場合を見込んだ不足分の費用であるが、参加見込み数の根拠も曖昧である。
以上の理由により3名の議員から修正案の提案があり、賛成多数で修正可決となりました。

■総務文教常任委員会
◆議案第45号
特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例(原案否決)

◎危機管理防災課
問:危機管理監の設置理由は。
答:近年の災害は激甚化・頻発化に加えゲリラ化している。それに対応するため市長を補佐する体制強化を図るのが設置の理由である。

問:災害環境は全国どこでも同じ状況にあり、県内の他市すべてが一般職の部課長が兼務の状況で、非常勤特別職の設置は1市もない。災害は休日・日夜に関わらず発生する可能性があるのに、非常勤の役割では対策本部が混乱しかねる。
答:財政との兼ね合いを検討し非常勤とした。混乱を招かぬよう平時から連携を密にしていく。以上の審議を経て条例案採決の結果、賛成少数で否決と決した。

○審議の中での委員からの意見
・統括は市長・副市長、危機管理防災課がある。そのラインをしっかり据えれば、あえてこういう役職を置く必要はまったく感じない。
・予期せぬときの対応に、非常勤では指示命令系統が混乱するのではないか。危機管理防災課長にその役割を担ってもらい、足りなければ係長・係員配置すれば十分だ。
・他市では部長級・課長級の一般職が防災監になっている。チームワークでやっていくためにも、職員が中心に進めた方が効率的であり、協力者を増やすなどして、学んでいただいたほうがいいのではないか。

■産業民生常任委員会
◆議案第49号
飯山市桜広場交流施設条例の一部を改正する条例

◎商工観光課
問:休業日を設けているが、毎週木曜日を休業するのか。
答:基本的に毎週木曜日を休業日とするが、状況を見ながら柔軟に対応する。

問:休業日は季節によって考えた方が良いし、夕方5時の閉店も夏の時期は早すぎると思うが。
答:今回いただいた意見を参考に、道の駅運営協議会の議題として協議していきたい。

問合せ:飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005

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