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シリーズ 飯山城下町を歩く

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長野県飯山市

■飯山城下町開町440年
飯山城が上杉景勝の支配となった天正10年(1582)、景勝は岩井信能(いわいのぶよし)父子を飯山城代に任命し、城の改修と城下町の建設を命じます。翌天正11年(1583)、岩井信能は城の整備とともに城下町建設にのりだします。信能はまず、上町・下町(本町)・肴町の三町を設けました。この時が飯山城下町の成立といわれていることから、今年は開町から440年となります。
慶長3年(1598)には飯山城主関一政が愛宕山権現、同15年(1610)には堀直寄(ほりなおより)が伊勢社をそれぞれ建立し、のちそれぞれに愛宕町・伊勢町(現神明町)へと発展していきます。城下町とともに城下西山麓には歴代城主により招致、建立された社寺が配置され、寺町が形成されます。松平氏時代の頃には、現在の市街地の原形ともいえる五町及び寺町が整ったと考えられます。
その様子は松平時代の城下町絵図にみることができます。城の周りに侍屋敷があり、その西側に町屋は描かれていませんが、町名が記された街道が南北にのびています。さらに西丘陵には寺院群が建ち並び、城下町防備のため道筋は所々で鉤(かぎ)状に曲げられているなど、城下町の特徴がよく分かります。

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