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人権学習シリーズ

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長野県飯山市

■誰もが個人として尊重され、ひとり一人が機会を平等に与えられ、ゆたかに暮らす活気ある男女共同参画社会の実現は近づいているでしょうか
飯山市男女共同参画推進委員会長 滝澤万利子

飯山市は2005年に、「第1次男女共同参画計画」を策定し、女性の地位と福祉の向上はじめ、あらゆる分野で、男女が共同してまちづくりをすすめる男女共同参画社会の形成に取り組んでおり、2020年には「第4次男女共同参画計画」(5か年計画)を策定し、見直しを重ねながら継続して課題を解決してきました。計画では、たとえば市の審議会等委員の女性参画率や、地域自治組織の女性役員率などの目標値を定め、さらに市民意識調査結果などにより、計画の達成度を判断しています。
「日本の男女平等度は146か国中125位」であると、今年6月21日に世界経済フォーラムの評価が発表されたところです。新聞によると、政治・経済で男女共同参画に遅れがあり、また大学の就学率が男性の方が高いからとのことです。女性リーダーを育成し、政治や経済の分野を変革し、企業や地域の意志決定の場に女性を増やす取り組みを進めたいとありました。
男女共同参画社会の実現には課題が多いですが、様々な分野の企画・決定の場に女性が増えていけば、社会を形成する意識が変わる、さらに女性の進出は進み、男女共同参画社会は当たり前の姿になるでしょう。その頃には男女共同参画という言葉は死語になっているはずです。目指すのは、誰もが個人として尊重される社会、男女だけではなく、差別のない社会です。
最後に、戦後78年の8月という機会なので一言申しあげます。戦争のない社会の実現を強く願い行動します。かけがえのない人の命や尊厳、幸せな暮らし、これらをまるごと奪ってしまう戦争は最大の人権侵害です。みなさんと力を合わせてなくしたいと心から願います。

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