市議会だより No.119(2)

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■常任委員会議案審査
委員からの主な質問および意見と市からの説明について抜粋して掲載します。

●予算決算常任委員会
▽議案第76号
令和5年度飯山市　一般会計歳入歳出決算

◎保健福祉課
問：〔医師招聘推進事業〕医師招聘奨学生の動向は。
答：5年度の奨学生は4名。大学を卒業して医師の研修期間中の方が数名おり、うち1名はまもなく研修が終了する予定。奨学生とは定期的に面談しており、日赤病院に赴任するためのプラン等を打合せして進めています。

問：医師確保が一番の課題。日赤病院に対し自治体としてどのような支援ができるのか。
答：地域の医療提供体制について北信地域全体で協議しています。医師確保についても、市と日赤病院が協力して推進していきます。

◎公民連携推進課
問：〔公民連携推進事業〕旧城南中跡地利活用の状況は。
答：プレサウンデングを実施した結果、話のあった事業者からは費用面での要望事項が多く、ひとつのハードルとなっています。事業者の話を聞きながら、活用について今後も話し合いを進めたい。

問：プレサウンディングに参加した10社のうち話が進みそうな事業者はあるか。
答：敷地全体を使うという方は現時点ではいない。候補地として進みそうなところが1、2社あったが、まだ具体的なところまでは話が進んでいません。

問：学校跡地利用に関しては公民連携推進課だけではマンパワー不足ではないか。
答：関係する各課と今後も連携して事業を進めていきます。

◎子ども育成課
問：〔総合教育推進事業〕小学校統合後の米作り学習はどうなるのか。
答：城北小学校の米作り学習は福島棚田の活用を予定しています。

問：〔子ども家庭総合支援拠点設置事業〕子ども家庭総合支援拠点の場所と相談件数は。
答：市役所1階の家庭児童相談室に設置しています。令和5年度の相談件数は127件です。

問：〔学力向上総合対策事業〕学校では定期テスト以外にも多くのテストがあり、子どもたちや先生の負担になっているという声が聞こえてくる。学校現場からの声はあがっているか。
答：現時点で校長会からはそのような意見はいただいていません。

問：小学校の児童の不登校についてはどの事業で対応をするのか。
答：学力向上総合対策事業の中で中間教室支援員(心の教室相談員)を配置し、不登校も含め子どもたちの悩みに対応していきます。

▽議案第88号
令和6年度飯山市一般会計補正予算(第5号)
「飯山駅周辺地区宿泊施設整備事業補助」として令和7年度から令和8年度までの期間で3億6千万円以内とする債務負担行為の設定が提案されましたが、「飯山駅前ホテル調停条項案審査特別委員会」の審査結果をふまえ「債務負担行為の補正」を削除する修正案が2名の議員から提案され、賛成多数で可決しました。

●産業民生常任委員会
▽議案第100号
飯山市国民健康保険条例の一部を改正する条例

◎市民環境課
問：令和6年12月に現行の被保険者証が廃止される。マイナ保険証を持っていない方には手続きなしで資格確認書が発行されるのか。
答：現在お手元にある保険証の有効期限が到来する前に、申請することなく交付する予定です。

問：資格確認書で従来どおりの保険診療が受けられるということだが、その事を知らない方も多いのではないか。
答：広報「飯山」などを活用し、今後も丁寧な周知をしてまいります。

●飯山駅前ホテル調停条項案審査特別委員会
▽議案第102号
調停の成立について
飯山駅前ホテル調停条項案審査特別委員会は、令和6年9月定例会に上程された議案第102号「調停の成立について」の審査を目的として9月6日に設置されました。
9月9日に特別委員会を開催し、担当課から議案の説明を受けたあと、江沢市長及び飯山ホテル株式会社に委員会に出席いただき、「秘密会」としたうえで調停条項案の内容等について説明を求めました。
しかしながら、十分な説明が得られなかったため、飯山簡易裁判所に今回の調停に関する資料を請求することを決定し散会しました。
9月11日に、飯山簡易裁判所から今回の調停に関する資料の写しの交付を受け、9月13日に特別委員会を開催し「秘密会」としたうえで、全委員で資料の確認を行いました。その後、採決を行い、賛成少数で否決となりました。

※「秘密会」は、「議事の記録は公表しない」、「秘密会の議事は、何人も秘密性の存続する限り、他に漏らしてはならない」と規定されています

問合せ：飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005