■飯山駅前ホテル建設について
髙橋春三議員
問:従前の行政事務執行を適切でないとした有識者懇談会。市長は調停案をもってホテル建設を目指すことを、市民にどのように説明するか。
答:(1)調定条項案に至る経緯(2)ホテルの必要性(3)条項案の内容の3点を説明して、ご理解をいただきたいと思う。
問:市長は当初、議会の駅前ホテル調査検証特別委員会に職員を出席させない判断をしたが、その理由は。
答:一般市民等の傍聴は原則認められない、との公開のあり方が理由。
問:地方自治法、市議会基本条例、委員会条例に一般公開の主旨が感じられる。開かれているとは言いがたい委員会に、その後職員をなぜ出席させたのか。
答:今後の議会の議案審査に影響を及ぼさないためです。
問:特別委員会の報告書はネットでも公開されたが、特別委員会から掲載のための内容確認はあったか。
答:委員会で発言した職員は3人。うち1人は発言の確認を求められたと聞いている。
■観光・駅前ホテルについて
髙橋達幸議員
問:現在飯山市宿泊施設環境整備事業で上限100万円の補助金制度があるが、インバウンド客対策のリフォームは多額の費用がかかる。上限金額の上乗せをした補助金制度を設立し、行政で支援しては。
答:新たなインバウンド対策、補助金制度含めてニーズに応じた内容の精査をしていく。
問:現在県道曽根藤ノ木線において、トピアホールから南へ、小境地区までの歩道設置における道路改良工事が遂行されているが、トピアホールから北へ、今井地区までの間を引き続き県にお願いするにあたり、市長を会長に期成同盟会を新たに設立し、県に強く要望して頂きたいが。
答:地元から設立に向けた要望があれば検討していきたい。
問:調停条項案の、普通の4階建てのホテルに補助金3億6千万円支払う内容で合意したが、駅前ホテル補助金交付要綱の趣旨に該当する評価点が得られるのか。
答:そのようなことを踏まえて調停案が示されたと理解している。
■5年度決算評価と駅前ホテル調停条項案
上松永林議員
▽令和5年度決算
問:5年度未執行の予算は。
答:飯山駅前ホテル関連で1億6千5百万円、犯罪被害者等支援事業152万円、市勢要覧作成事業100万円等。
問:令和4年度決算と比較して歳入の増は、繰越金と地方債である。今後の財政運営の状況は。
答:地方債の増加は約1億円。大型事業が続くので将来負担の抑制を図り安定した財政運営に努めたい。
▽ホテル調停条項案
問:市長の感想は。
答:調停の内容は説明出来ないので心苦しく思っている。
問:プロポーザル審査委員会の評価を求めるべきでは。
答:意見聴取は考えていない。
問:補助金の履行は、市の事務執行が適正であった事の証明になるのではないか。
答:適正でなかった。認識は変わらない。
問:「行政の不備」を示し担当職員の責任を問うべきでは。
答:検証の場で職員は意見交換してきており必要ない。職員を処分する考えはない。
■城北小教員加配、通学路の安全、空き校舎利活用
荻原章一議員
問:城北小の統合時においては、教職員の手厚い配置が重要。特に保健室は子どもたちの心の安定に大切な場所。市費独自の配置で複数人体制を取ることが必要と考えるが。
答:現段階では、業務が忙しくなる時期の雇用については検討したい。人的配置については、市もできる限り配慮した配置を今後考えていきたい。
問:安全対策のために新校舎周辺の道路以外の整備も必要と考える。クマ対策で山林の刈り払いにより緩衝帯を設けることは市の方針。学校近隣を優先して実施すべき。
答:児童の登校における安全確保をしっかり行っていく。場所によっては、地主の方に所有する木の伐採などもお願いすることになる。
問:統合後の4小学校校舎利用について。地域の関心が高まっているこの時機を逃さないように方針提示を。
答:早期に利活用の方向性について示したい。地域などからの意見をお聞きする機会について、計画性を持って速やかに進めていきたい。
■駅前ホテル関係と行政の進め方を市長に問う
佐藤正夫議員
問:市長は口ではホテルは必要だと言っているが、一連の動きからはそうは思えない。委員会でも業者側から真摯な話し合いは無かったと聞いた。
答:ホテルは必要だと思っている。業者とは水面下の交渉であり内容は明かせない。
問:ホテル関係を含め事業執行を進めるうえで、庁内議論や決裁文書が無いと聞く。そんなことで行政執行をすることがあってはならないことだ。市長の独裁であり許されない。
答:私は市長は行政機関と思っているのでその批判は当たらない。すべての決裁文書があるかと聞かれれば、一部の決裁文書はあると思うが、いちいち確認はしていない。
問:調停委員会より勧告された調停条項案を議会に承認してもらうための努力はどのように進めるつもりか。細部の説明が無ければ審議できない。黙って印を押せとのことか。
答:調停条項案の文書を全協に提出した。議会の冒頭挨拶や質問の中で説明しているつもりだが、調停の交渉内容は相手があるので明かせない。
問合せ:飯山市市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005
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