飯山市国際交流員グロリアのいいやまチョウたんさく

23／54

(34)飯山は鷹狩りゆかりの地です。

11月24日、飯山城址公園で開催された放鷹(鷹狩り)の実演会に行ってきました。
諏訪流放鷹術保存会は450年以上の歴史がある「諏訪流放鷹術」の実演を行いました。鷹の訓練に必要とされる技を公開し、最後に飯山市民数人が放鷹術を体験しました。訓練を受けた鷹は大人しい一面がありながら、野生の感覚が残っていると感じました。
飯山は鷹狩りと深い関係があります。昨年開催された城下町散策の成人講座で、飯山市役所がある福寿町はかつて鷹匠町という地名で、飯山市公民館の場所は鷹の訓練場だったという話を聞きました。
カナダの場合、20世紀以前に鷹狩りが行われていた記録はほとんどありません。私の出身地カナダ・アルバータ州では、鷹狩協会があり、今回の実演会に使われたオオタカやハリスホークを含む12種の猛禽類(もうきんるい)が鷹狩りの鳥として分類されています。鷹狩協会の会員のみが鷹狩りすることができます。会員たちは、動物園などで実演会を行うほかに、有害鳥類の駆除を行うこともあります。
鷹狩りの「鷹」にちなんで、皆さんの新年の初夢は縁起がいい「一富士二鷹三茄子」でありますように。