ひとりひとりができること ゼロカーボンアクション30

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脱炭素社会の実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。「ゼロカーボンアクション30」にできるところから取り組んでみましょう!

■第5回　断熱リフォームで快適に
CO2(二酸化炭素)の排出を削減し、地球温暖化の進行を緩和する「ゼロカーボンアクション」。今回は、住宅の断熱リフォームについてご紹介します。
冬は寒い日が続き、住宅内でも廊下や脱衣所、トイレでは特に冷気を感じることが多いのではないでしょうか。暖かい居室とこれらの部屋との行き来の際に急激な温度変化を感じると、血圧が大きく変動し、身体に大きな負担がかかり(ヒートショック)、最悪の場合、死に至るケースもあります。また、ファンヒーターやエアコン等の暖房器具を使用しても部屋がなかなか暖かくならない、止めるとすぐに寒くなってしまうということにお困りの方もいらっしゃることかと思います。
こういったお困りごとは、断熱リフォームで改善することができます。天井裏や壁、床下などの断熱はもちろん効果的ですが、簡単な工事で安く実施でき、効果も高い窓の高断熱化がおすすめです。(関連本紙2ページ)冬の暖房の熱は58パーセントが窓から逃げてしまい、夏期に家の外から入ってくる熱は73パーセントが窓からだと言われています。内窓の設置(二重窓化)等の方法により窓の断熱性能を向上させることで、健康で快適に生活できるだけでなく、冷暖房にかかる光熱費を軽減させ、CO2の排出も削減することができます。窓の高断熱化工事に対する国の補助制度もありますので、この機会に是非ご検討ください。

●断熱リフォームによる効果
▽平均的な断熱材から断熱等性能等級4に変更した場合
・1人当たり年間でCO2排出142キログラムの削減

▽二重窓に取り換えた場合
・1世帯当たり年間でCO2排出47キログラムの削減

参考：資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」より引用

問合せ：ゼロカーボン推進課　ゼロカーボン推進係
【電話】67-0732(課代表)