■新生活と契約
3月は年度切り替えに伴い、新生活を始める方が多くいる時期です。そして、新生活のスタートにつきものなのが「契約」であり、知識や経験のない方が契約をする場面も多くあるかと思います。今回は、そうした場面で特に注意したいポイントをいくつか紹介します。
(1)ローン(借金)はよく考えて!
高額な契約に当たりローンを組む場合は、返済計画に無理がないか十分に検討しましょう。また、18歳から親の同意なしでクレジットカードが作れるようになります。支払計画をしっかり立てるほか、手数料のかかる「分割払い」「リボ払い」、高い利息がつく「キャッシング(現金借入)」の利用には十分注意しましょう。
(2)うまいもうけ話はありません!
「人を紹介すればもうかる」「スマホで仕入れと転売で簡単に稼げる」などといったもうけ話が若者をターゲットに広がっています。数十万円の初期投資が必要だがすぐに返済できる、などと借金をするよう指示される場合もありますが、思うような収入が得られることはなく、高額な借金だけが残ります。
(3)子どもの生活は見守りを!
初めてひとり暮らしを始める方は、生活の様々な部分で色々な契約が必要になるかと思います。契約の知識や経験が不足していることに付け込む悪質な業者に狙われる危険が高いため、よく話し合い、相談するようにしましょう。また、初めてスマホを持つお子様のSNS・ゲームなどのアプリ・通販サイトの利用はトラブルの温床です。ルール作りやフィルタリング機能を活用するなど、保護者の見守りが不可欠です。困ったときは迷わず早めに消費生活センターにご相談ください。
契約の際は、本当に必要か、内容は適切か、支払いに問題は無いか、慎重に検討しましょう。
問合せ:
飯山市消費生活センター(市役所生活環境係内)【電話】67-0726(課代表)
消費者ホットライン【電話】188
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