DX推進マネージャー(地域活性化起業人)
西岡和敏さん
■DXってなに?
行政DX推進支援を任務としている西岡です。飯山市役所に赴任して1年3カ月が経過しました。これから、市民の皆さまに向けて行政におけるDXの情報を発信してまいります。
まず最初にDXという言葉は聞いたことはあるでしょうか?デジテルトランスフォーメーションの略でデジタルのDとトランスフォーメーション(変革)を表すXを合わせDXと言われています。英語圏で「トランス」は、交差点を指すためXと略されます。DXとは一言でいうとデジタルのテクノロジーや通信技術で大きく変えるということです。デジタルには3つの特性があります。
(1)伝達速度が速い
デジタル化された情報はネットワークで直ちに送ることができ、現実世界で手紙を送ることとの違いは歴然です。デジタル化された仕事のプロセス、すなわちコンピュータで実行される仕事は、あっという間です。
(2)複製しても劣化しない
デジタルな情報は何度複製しても、元の情報から劣化しない。これが、紙であれば、複製のたびに劣化し、口頭で伝えられる情報は、その過程で内容が変質してしまいます。
(3)組み合わせや変更が容易
デジタルの仕組みを変更することや組み合わせることは簡単です。設定を変える、プログラムを書き換えるだけ。一方、人の作る組織を変更することや仕事の手順を変えるには、手続きや教育などに時間がかかります。
この3つの特性を生かしてこれまでの「当たり前」から「新しい当たり前」を作りだすことがDXの目的です。続く
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