脱炭素社会の実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。「ゼロカーボンアクション30」にできるところから取り組んでみましょう!
■第9回 エネ転でお得でエコな暮らしを
CO2(二酸化炭素)の排出量を削減し、地球温暖化の進行を緩和する「ゼロカーボンアクション」。今回は、エネルギー転換(エネ転)についてご紹介します。
私たちの生活では、電気、灯油、ガス、ガソリンなど、さまざまなエネルギー源からエネルギーを得ています。電気も細かく見ると、石油、石炭、天然ガス、原子力、太陽光、水力、風力などさまざまな方法で作られており、間接的にこれらのエネルギーを利用していると考えることができます。利用するこれらのエネルギー源を別のものに転換することをエネルギー転換と言います。例として、石炭火力発電を太陽光発電に替える、暖房を灯油ストーブからエアコンに替える、ガソリン車を電気自動車に替える、といったものが挙げられます。
エネルギー転換の目的はさまざまですが、エネルギー効率が良くコストの安いものに置き換えるほか、二酸化炭素の排出量が少ないものに置き換えるということも重要な視点です。身近なものだと、冬場の暖房を灯油ファンヒーターからエアコンに置き換える(灯油↓電気)、ガス給湯器・ガスコンロからエコキュート・IH調理器に置き換える(ガス↓電気)といった方法で、二酸化炭素の排出を大幅に削減できるだけでなく、日常生活の中でのエネルギーコストを削減することも期待できます。また、火を使わないことで火災の危険をなくせるほか、燃料の残量を気にしたり、購入する、補充する手間が必要なくなることもメリットです。
■エネルギー転換による効果
灯油ファンヒーターをエアコンに替える→1台当たり1か月、CO2排出108キログラム削減、暖房費用にして3734円の削減が期待できる。(1日8時間、月間30日間使用と仮定し、インターネット上に公表されている情報を基に試算)
問合せ:ゼロカーボン推進課 ゼロカーボン推進係
【電話】0269-67-0732(課代表)
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