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市議会だより No.122 ~12月定例会 一般質問(2)~

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長野県飯山市

■駅前ホテルの経緯と今後・組織改正
松本淳一議員

問:駅前ホテル建設の話は10年前よりスタートしているが当初より営業的に難しいのではとの声があったが、市が行なったプロポーザル要件で営業は成り立つのか。
答:応募した事業者は、プロポーザル要綱に基づき、営業面・採算面を含め検討のうえ提案いただいたものと受け止めている。

問:一度は市と飯山ホテルの間でホテルを建設するという調停条項の同意がなされたが、ホテルから調停を取り下げられ、訴訟を受けたことをどう捉えているか。
答:調停条項案が議会で否決になった後も建設に向け、調停を継続していたが、ホテルより一方的に調停取り下げとされたのは遺憾である。訴状や関係資料の内容を精査し、裁判所に提出する答弁書の準備を進めてまいりたい。

問:組織改正の内容は何か。
答:危機管理部、農林部、商工観光部を設置し、社会変化に対応するため所管事務の見直しをする。

■統合小学校関係について
吉越利明議員

問:統合により城北小学校に児童クラブが併設されると聞いている。児童クラブの申し込みと現在の状況は。
答:開設時の利用予定人数は約80名を見込んでいる。新校舎完成までは飯山市勤労青少年ホームにおいて開設する予定。

問:現在の各小学校は体育館やグラウンドを地域の公民館活動などで利用している。今後も同じように利用できないかという声があるが。
答:利活用について検討していくなか、当面の間は利用していただける方向で考えている。空き校舎になるので予約等については現在検討をしている。

▽文化的景観について
問:小菅地区の護摩堂南側にある遺構群について、文化的価値のある遺跡であると聞いた。大学教授や地元区民などで組織する、小菅の里及び小菅山保存整備検討委員会からも測量調査を進めるべきと聞くが。
答:次年度以降国の支援もいただきながら遺構群の測量調査に着手し、国の史跡として認定されるよう進め、小菅の新たな価値付けに取り組んでいきたい。

■令和7年予算編成方針とマイナ保険証について
小林喜美治議員

▽令和7年度予算編成方針について
問:地方財政計画や歳入の動向や予算編成の基本方針について、市民の意見を聞く機会を設定すると表明しているが、その目的について伺う。
答:第6次総合計画策定から2年が経過し、市民をとりまく状況も変化している。策定当初の計画だけを頼りに予算編成をしたのでは民意にそぐわないものとなることも考えられるため、市民の皆様からの提案を踏まえ検討していくこととした。

▽マイナンバー保険証について
問:12月2日から医療保険証が廃止されマイナカードに一本化された。今度発行される資格確認書について、これまでに膨大な手間と費用が掛かり、国民皆保険を守る最前線で仕事をする職員の疲弊が心配される。市民生活との関係でどのような効果・成果があったのか。国に廃止を求めるべきと思う。
答:各方面でも様々な意見がある。長野県の市長会等に、必要な意見は出していきたい。

■若者支援・地域おこし協力隊・農業・ホテル
髙澤富士子議員

問:「飯山市結婚新生活支援事業補助金」の所得制限を撤廃することで得られる効果は大きいと考えるがいかがか。
答:多くの新婚世帯が当市に居住した場合、地域に活力がうまれ、税収増や市内消費の増などの効果が考えられる。

問:地域おこし協力隊の活動をもっと市民に周知しては。
答:SNS、広報誌やチラシ、また公開型の活動報告会の開催も検討している。

問:個々で課題に取り組む「委託型」雇用が増え、隊員相互の情報交換の場を設ける必要があるのではないか。
答:チューター的な役割を担う任期終了隊員がいる。拠点を設け隊員相互、市民との交流を深める場としたい。

問:今後の農業施策は。
答:環境負荷低減型農業による米栽培の導入により生産者の所得向上を図りたい。契約栽培、加工食品開発も視野に。

問:調停条項案の「4階・レストラン・会議室もないホテル設計」を高く評価した理由は。
答:景観計画が守られているから。

■学校跡地利活用と危険空き家について
山崎武雄議員

問:学校跡地利活用のスケジュールについて
答:学校区ごとに開催した基本方針案の説明会で様々なご提案をいただいた。次にパブリックコメントでご提案をいただく。そして今後の利活用のアイデア募集を行う。その3つの方法で市民の方々を中心に市内外からアイデアや活用の方法などが寄せられるので、集約し確認して今後の方向性を決めていく。

問:これからも区からの申請があれば危険空き家の撤去に応えていくのか。
答:危険空き家は私有財産であり、まずは所有者自ら除却などによって環境改善を図っていただくよう行政指導を含め促していく。それでも改善が見られず市民生活や周辺環境へ甚大な影響が想定される場合には費用回収などの課題も含め行政代執行などによる対策について検討していく。

問:危険空き家の行政代執行の撤去に区の負担はあるか。
答:区に負担を求めることはない。

問合せ:飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005

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