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〔特集〕美と健康への挑戦〜いつまでも自分らしく輝くために〜(2)

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長野県高森町

―ドレスに袖を通した時の気持ちは?
中川:結婚式も和装だったので、本格的なドレスは生まれて初めて。ただ「馬子にも衣装」という言葉もありますけど、イブニングドレスってそういう気分にさせてくれますよね。着ることで背筋が伸び、にこやかな表情になれました。
伊奈川:私も結婚式は和装。「ドレスを着たい」なんて言ったら親に叱られた時代でした。ドレスは赤系でしたが、背筋が伸びてパワフルになれた感じ。私にとっては「チェンジ」のきっかけであり、人生の一大事件になりました。
中塚:出場は何歳の時でしたっけ?
伊奈川:70歳です。スピーチでも「70歳、いまが一番幸せです!」って話しました。
中塚:私もイブニングドレスは初めてでしたね。ドレスを見た時「きれい」「着てみたい」って自分の中に秘められていた乙女心みたいなものに気がついて。いくつになっても女性ってそういう心があっていいんですよね。周りの評価は関係なく、着た時点で自分の気持ちを認められた気がしました。

―出場後の変化はありましたか。
中川:50代の息子2人は、これまで私が何かするたびに「なーにやってんだか」と批判的な言葉が多かったんです。でも今回は応援のメッセージをくれたり、大会にも駆けつけてくれました。夫には間近になってコンテストの詳細を伝えましたが、いつもはそんなタイプじゃないのに応援の言葉をくれて。家族の変化に驚きましたね。

―夢に向かって頑張る姿がご家族の心を動かしたんですね。
伊奈川:私も大会には娘2人が来て、後で写真集を作ってプレゼントしてくれました。周囲からも「見たわよ」と声をかけていただき世界が広がりましたね。以前はお化粧なども興味なかったのですが、最近は最低限のお化粧をしたり姿勢にも気をつけるようになりました。
中塚:伊奈川さん、すごく変わりましたよ!もともと自由で可愛らしい方だったけど、前向きな姿を体現していて「こんなふうに歳を重ねたい」って憧れている人も多いと思います。
伊奈川:まあ、どうしましょ(笑)。
中塚:私の場合は大会そのものが第一回で手探りでしたし、コロナで開催できるかわからない状況もあって。周りの協力がないと出られない状態だったので家族や職場、友達の応援は心強かったです。みんなに夢を叶えさせてもらったからこそ、これからも前進して恩返しをしなければと思っています。

―今後の目標は?
中川:11月に日本大会、その先には世界大会があります。80歳になって世界に挑戦できるなんてワクワクしますね。出場権が得られるよう、めいっぱいパフォーマンスしてきます!
伊奈川・中塚:頑張ってくださいね!
伊奈川:私は「やりたい」と思ったことはすぐやるタイプで、劇団を主宰したり、中塚さんに頼まれて友達と柿丸サンバの作詞をしたこともあります。そんな風に楽しそうな話が来たらこれからも変わらず飛びついて、取り組んでいきたいですね。
中塚:私の目標はサロンを通じて健康できれいな人を作ること。情報が溢れるこんな時代だからこそ、健康の軸の部分を幅広い年代に伝えていきたいです。それと、エネルギーのある人が集まると、どんどんエネルギーが伝わっていくから。中高年の方が集まれるような企画が何かできたらいいですよね。こうしてつながりもできたことですし、おしゃれをしてお食事会もいいし「昔ディスコ」みたいなイベントもいいな、なんて考えてます。
中川:わ、面白そう。ぜひ仲間に入れてください!
伊奈川:やりましょう、やりましょう!楽しみにしてますね。

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