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自治体の皆さまへ

〔特集〕輝け!未来ー令和5年度はたちの集いー(2)

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長野県高森町

・坪井和輝さん 牛牧出身
兄の友達の役場の方から「実行委員やってみない?」と声をかけていただき「一生に一度しかない機会だし、せっかくだからやってみよう」と参加しました。オンラインで時間を合わせて集まり、アトラクションや記念品について話し合うのは大変でしたが良い経験になりました。
私は高校を卒業後、茨城大学へ進学し、都市システム工学科で学んでいます。もともと興味のあったことのひとつに「防災」や「災害対策」があり、人口減少や地球環境などさまざまな変化に適応しながら都市社会を持続的に発展させる方法を学ぶこの学科を志望しました。大学の授業では、これまで知らなかった新たな知識に触れる機会も多く、毎日がとても楽しく充実しています。4年間の学びを終えたあとは大学院への進学を視野に入れており、より実践的に深く知識を得た上で、その後の進路を考えたいと思っています。
12月に二十歳の誕生日を迎えました。その瞬間は、自分の中でも一区切りという感覚があり、当日は、実家に電話を入れて両親に「今までありがとう」という思いを伝えました。食事の準備や片づけ、掃除など、一人暮らしをしてみて初めて、これまでいかに親に頼っていたか身に染みて分かりましたね。うちは4人兄弟なので家も賑やかでしたし、両親も苦労したと思いますが、大切に育ててくれたことに、心から感謝しています。
故郷を離れ、改めて感じるのは高森町の温かさです。朝、学校へ行く際にあいさつをしたら返してくれた近所の方々の姿や、横断歩道で車が止まってくれたこと。一つ一つは細かいですが、そうした環境の中で幼少時代を過ごせたことをありがたく感じます。時代に合わせて町も変化していくかもしれませんが、そうした温もりのある場所であり続けて欲しいと願っています。

・中塚陸斗さん 吉田出身
中学時代に仲の良かった宮嶋駿介くんから連絡をもらい、はたちの集いが実行委員会形式で開催されていることを初めて知りました。「一緒にやらない?」と誘ってもらえたこともうれしかったですし、こういう機会もあまりないことなので、自分自身も楽しみながら取り組んできました。
現在、私は名古屋ECO動物海洋専門学校に通っています。幼い頃から動物が好きで、高校2年生くらいから動物関係の仕事に就きたいと本格的に考えるようになりました。専門学校ということもあり、実践的な学びを多く得ることができましたが、中でも一番印象に残っているのが「人との関わり方」です。動物関係の仕事は365日絶えることなく続き、すべてを1人でこなすことはできません。交代で休みを取ったり、情報共有したりすることも大切です。私が通う学校は研修制度が充実しており、飯田市立動物園をはじめ、さまざまな動植物園で働かせてもらいました。中高時代に比べて幅広い年代の方々と触れる中で人との関わり方を学び、得られたことも大きかったです。
今は、名古屋城の近くで一人暮らしをしています。都会での生活も楽しくて大好きですが「やっぱり一番落ち着く場所は高森だな」と帰るたびに思います。新しいことを取り入れ、高森町もこれから発展していくと思いますが、私は今の町並みや風景が好きなので、良いところは残しつつ、私たちのようにここで育った人が戻りたくなる場所であってほしいと思っています。
卒業後は地元で動物関係の仕事に就きたいと考えており、今は就職活動の真っ最中です。春からは環境も変わると思いますが、これまで育ててくれた両親や、周囲の方々への感謝の気持ちを忘れることなく、社会人として新たな一歩を踏み出したいと思います。

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