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〔特集〕令和6年度高森町の予算(2)

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長野県高森町

■一般会計の概要
令和6年度⼀般会計予算案の総額は76億7,000万円、対前年⽐3,000万円の増額(0・4%増)です。主な増額の要因は、下市田保育園施設改修整備事業や町単道路整備事業などです。
歳入のうち町民税は、定額減税により前年比2,450万円減の6億1,401万円です。なお、定額減税による減収分は地方特例交付金により補填されます。財源確保では、国や県の補助金などを最大限に活用しつつ、さらなる不足分として、財政調整基金やふるさと元気づくり基金など各種基金から合計5億7,400万円を繰り入れます。
施策や事業の骨子は次のとおりです。地域に根差した人材を育成するため、一般社団法人「未来の大人応援プロジェクト」との連携のもと、この地域の小中学生、高校生、大学生らが主体的に地域課題をビジネス手法で解決する取り組みを始めます。
子育てしやすい環境の実現に向け、子どもの安心安全を目的に下市田保育園園舎を大規模改修するほか、園児の使用済みおむつを家に持ち帰らなくても済むよう、衛生的に処理するための機器を町立保育園に導入します。
魅力発信と地域づくりの実現に向け、都市計画マスタープランおよび立地適正化計画の策定を着実に進めるとともに、福祉センター改修計画にあわせた役場周辺の道路・交通安全対策など整備に関する都市再生整備計画と、山吹下河原未来ビジョンを具現化するための都市再生整備計画を策定します。
町民の健康の実現のため、うましおプロジェクト(適塩)を推進するほか、共生社会の実現に向け、障がい福祉を中心に健康・福祉について考え、体験し、理解を深める機会として健康福祉の日「あいLaBo」を開催します。
脱炭素社会実現に向け、置き配推進社会実験を実施します。また6月末の完成を目指しているサッカー場に太陽光発電設備と蓄電池を設置し、夜間照明などの電力に活用します。
公共施設では、町道I-1号線の下市田区側の事業実施と合わせ、城岸橋工事を継続して実施するほか、全国初の「MIZBEステーション」整備に向け、拠点施設の基本設計とその周辺エリアの実施設計を進めます。また、老朽化が進む町内の公営住宅について、県との意見交換などを踏まえ、今後のあり方について検討を本格化します。

◇借入金の状況
ー年度末借入金(地方債)残高ー
一般会計の残高
令和2年度決算:59億円
令和3年度決算:58億749万円
令和4年度決算:56億4,022万円
令和5年度決算見込:57億9,083万円
令和6年度当初時点:62億2,705万円
令和6年度下市田保育園施設改修整備事業や町道整備、橋梁整備等の財源を確保するため、全部で約7.5億円の借り入れを予定しています。
年度末借入金残高については、令和5年度末見込額と比較し、約4.4億円の増額となっています。

■特別会計・企業会計の概要
特別会計は、予算を使用する用途が限定されており、一般の歳入歳出予算と区別されている会計です。町には国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険、農業集落排水事業、地域開発事業の5つの特別会計があります。
介護保険特別会計では、介護が必要になったときに地域で包括的に継続的に支援が受けられるように、地域ケア会議や介護予防教室などを開催して、高齢者が安心して暮らし続けるよう取り組んでいきます。また、地域開発事業特別会計では、整備してきた下市田産業用地でのリニアガイドウェイ製作保管ヤードの利用が始まりましたが、リニア後の企業誘致に向けて情報収集を進めます。
企業会計は、地方公営企業法を適用している公共下水道事業会計と水道事業会計があります。公共下水道事業会計では、安定かつ効率的な運営を行うため、公共下水道と農集排地区の統合を進めます。水道事業会計では、安定した水の供給・運用を行うため、既に開発が完了している、深井戸新水源の活用に向けた関連事業を実施するほか、老朽化した施設の耐震化および更新事業を進めていきます。

特別会計予算

公営企業会計予算

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