令和4年度 むつ市 決算を報告します(1)

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令和4年度のむつ市一般会計等の決算が、むつ市議会第257回定例会において承認されましたので、決算の内容と財政状況についてお知らせします。
令和4年度には、令和3年度に比べ、新型コロナウイルス感染症対策事業や災害復旧事業に要する経費が減少したことから、一般会計の歳入は、対前年度比6.1%減の407億5,018万円、歳出は対前年度比6.6%減の397億9,996万円となり、これから翌年度への繰越財源4,525万円を差し引いた実質収支額では、9億497万円の黒字を確保することができました。

各会計決算(表1)

企業会計決算

■実質収支・財政調整基金残高ともに過去最高額を更新
実質収支では9億497万円の黒字、むつ市の貯金にあたる財政調整基金の残高は約19億円に達し、実質収支(黒字額)・財政調整基金残高ともに過去最高額を更新しました。

■持続可能な財政運営へ
実質収支、財政調整基金残高は過去最高額を更新しましたが、むつ市の財政健全化判断比率は、全国でも最下層に位置し、全国の自治体と比べると、まだまだ脆弱な財政体質にあると言えます。
今後も、新ごみ処理施設建設事業やむつ総合病院新病棟建設事業に係る一部事務組合に対する公債費負担が大きく財政の自由度を拘束する財政運営が予想されます。
こうした中でも、みなさんの豊かな暮らしと夢・希望を実現していくため、これまで以上に選択と集中を徹底し、歳入に見合った財政規模への転換に努め、将来世代に過度な負担を残さない持続可能な財政運営を目指していきます。