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ほっとジオなひとときを

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青森県むつ市

■季節のジオだより Vol.2 春を告げる魚たち
徐々に暖かくなり、下北でもようやく春の訪れを感じられるようになりました。
皆さんは春の魚と聞いて何を想像するでしょう?春告魚とも呼ばれる“あの”魚…、春を代表する花の名を持つ“あの”魚…。
ということで、今回はむつ市大畑町の金亀水産さんにお邪魔して、代表の佐藤敏美さんから春の下北の魚たちについて聞いてきました。
春がやって来る時期、まず獲れはじめるのがニシン。多いときは1日で数千匹のニシンが水揚げされる日もあるそうです。ニシンは春がやって来たことを告げる魚として“春告魚”(はるつげうお)とも呼ばれます。しかし、下北では春よりも少し早めの1月後半~3月上旬頃によく獲れるとのこと。全国的には春告魚のニシンですが、下北のニシンたちは春を告げるというよりは、やって来る春を見届けて姿を消していくのかもしれません。
ニシンが姿を消すと、サクラマスや子持ちのヤリイカなどがやって来ます。名前に“桜”が入るサクラマスは、まさに桜が咲く頃に旬を迎える下北を代表する春の魚です。佐藤さんの子どもの頃、運動会のお弁当にはサクラマスの塩焼きやヤリイカの煮付けなどが定番メニューだったそうで、今でも大好きな食べ方だと教えてくれました。
春の訪れを教えてくれるのは草花や気候だけではなく魚もそう。視覚や嗅覚などで春を楽しむのも良いですが、春を告げる魚たちで味覚でも春を感じてみてはいかがでしょうか。

今月のジオ図鑑
サクラマス
サケ目サケ科
~point!~
・ヤマメもサクラマスも元は同じヤマメの稚魚
・海へ下って回遊するとサクラマスになる
・身は淡いピンク色でふんわりとした食感 

サクラマスのおすすめの食べ方は
シンプルに塩焼き!
皮もパリッと焼いて食べましょう!

株式会社金亀水産 代表 佐藤 敏美さん

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