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【みんなのひろば】ほっとジオなひとときを

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青森県むつ市

健康や防災知識、グルメなど美味しく楽しくお得な情報をお伝えします。

■季節のジオだより Vol.5 外海地まきホタテ
◇下北もいよいよ夏本番。
この季節は夏休みやお祭りなど、心が躍るイベントが多いですね。そんな夏の楽しみの一つと言えばバーベキューではないでしょうか。今回はバーベキューでも大人気のあの食材をご紹介します。
皆さんはホタテと聞くと、どこで採れたものを想像しますか?青森県全体で見ると、陸奥湾産のホタテが有名だと思いますが、この下北にはその他にも全国にファンがいる、とあるホタテがあるんです。
それは東通村、石持漁港や野牛漁港で水揚げされる「外海(がいかい)地(ぢ)まきホタテ」。「外海」という名前の通り、このホタテは陸奥湾内ではなく津軽海峡で育てられているホタテです。水深が比較的浅く穏やかな環境の陸奥湾はホタテ養殖に適した海ですが、潮の流れが速い津軽海峡ではホタテの卵は流されてしまいます。しかし、その環境を生き抜いたホタテは貝が大きく、身も引き締まるため、ほどよい歯ごたえが生まれます。
この2つの海の特徴を利用し、陸奥湾の稚貝を津軽海峡に放流して育てたものこそが、外海地まきホタテです。
まさに異なる海に囲まれている下北だからこその恵みですね。

外海地まきホタテは貝柱が大きくなる6月~8月にのみ水揚げされます。東通村の野牛漁協では8月中旬ころまで直売も行われています。
お刺身で食べるもよし、焼いて食べるもよし、ホタテはいろいろな料理に合いますので、これからのシーズンはバーベキューでも主役になる食材かもしれませんね。召し上がるときは今回のお話も思い出しながら召し上がってくださいね。

■今月のジオ図鑑
◇外海地まきホタテ
ホタテガイ(イタヤガイ目 イタヤガイ科)
~point!~
・陸奥湾産のホタテに比べて貝柱が大きい
・荒々しい波の中で育つため身は引き締まり筋肉質
・稚貝まで陸奥湾で育ち、津軽海峡に放流される
・バーベキューの時は醤油と少量のお酒(日本酒)を加えて焼くと絶品です!

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