■基地があるまち~まちを未来へつなぐ~
◇むつ市自衛隊支援団体連絡協議会
川向 信義 会長
むつ自衛隊支援団体連絡協議会は、設立当初自衛隊と団体との連絡調整を主な活動内容としていました。今は大湊に入港した隊の歓迎レセプションや大湊ネブタを開催する際に自衛隊と地域との架け橋を担っています。
イベントや行事を開催する際は地域と連携することが重要ですが、物価高騰の影響で開催が困難になってきています。また、昔は多くの飲食店が会員になってくれていましたが、それも少なくなってきています。喜んでくれる隊員の方の顔を思い浮かべながらおもてなしの心を大切に、地域と自衛隊の方とをつなぐことが団体の大きな役割だと考えています。これからも支援団体と自衛隊が、お互いに尊重していけるような関係を築いていければと思います。
◇自衛隊新入隊予定者激励会
むつ地区自衛官募集事務連絡協議会では、新入隊予定者の方に対して支援団体等と協力し、前途を祝う激励会を開催しています。自ら選んだ職業に対し、自信と誇り、そして希望を持ち、心豊かな人間性を育みながら国民の信頼に添う自衛官として、限りない活躍を応援しています。
◇むつ地区自衛隊退職者雇用協議会
木村 正勝 会長
むつ地区自衛隊退職者雇用協議会は、自衛隊員の定年退職者及び任期制退職者の雇用促進に関する活動を行なっています。
これまで18年間会長として活動してきて、自衛隊という組織を市民のみなさんや自分でも理解するために、全国各地の関連団体を回って研鑽してきました。大湊というこの土地は歴代の総監たちが退官した後も訪れてくれたり、つながりを持ち続けてくれています。そのつながりを途切れさせないためにも支援を続けていきたいと考えています。人口減少、若者の転出超過などによる労働力不足等課題はまだまだ尽きませんが、退職自衛官の力をお借りし、地域の活性化を図り企業発展のため活動を続けていきたいし、大湊に基地があることの重要さを伝えていきたいです。
◇大湊ネブタ
大湊造修補給所 工作部
畑中 勝徳 防衛技官
大湊地方隊として毎年参加している大湊ネブタの指揮をとり制作しています。入隊した次の年から制作していて今年で25年経ちました。
昔と比べてまちが寂しいと感じることがあり、練習艦隊や掃海隊群が入港してまちが賑わうように、大湊ネブタでもみんなで力を合わせてまちを活気づけたいという思いがあります。感染症が流行する前は制作者同士の交流会が企画されたこともあったので、また企画できればなと思っています。
大湊出身以外の隊員にも大湊ネブタを知って欲しいし、楽しんでもらえたらという気持ちで制作しています。制作の指揮をとるのは今年が最後でしたが、これからも大湊地方隊と共に大湊ネブタを盛り上げていきたいと思います。
◇コラボ商品
海上自衛隊・航空自衛隊とのコラボ商品もこれまで数多く販売されました。艦艇で実際に食べられている大湊海自カレーを再現したレトルトカレー、カレーパンや当市に所在する航空自衛隊第42警戒隊で食べられている「Sora空っ!」とコラボしたハンバーガーは市内のスーパー等で販売されています。
※大湊基地業務隊海自カレイは7月27日から2カ月のみの期間限定販売
◇海上自衛隊アワー
大湊地方総監部総務課 広報推進室
吉田 和美 二等海曹
FMむつが平成9年に開局され、翌年の平成10年より放送を開始している「海上自衛隊アワー」。今回第15代目のパーソナリティーを務めている吉田二等海曹にラジオの質問コーナー風にお話を伺いました。
Q:パーソナリティーを担当して何年目ですか?また、「海上自衛隊アワー」とはどんな放送でしょうか?
A:パーソナリティとして4年目を迎え、自衛隊のことをわかりやすく!さわやかに!をモットーとしてお送りしています。「ピックアップニュース」では、全国各地の自衛隊の基地で行なわれた行事や話題を朝雲新聞を中心に紹介しています。イベントへの突撃インタビュー、大湊音楽隊の特集など盛りだくさんな放送となっています。
Q:放送をするにあたって、ここを聞いてもらいたい!というところはありますか?
A:海上自衛隊を身近に感じてもらえるような放送、番組づくりを大切にしています。市民の皆さんの声をお届けできればと思っていますので、ぜひお便りや曲のリクエストをお待ちしています!!
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