■まことに日に新たに、日々新たに、また日に新たなり。
令和5年4月23日、第19代むつ市長に就任以来、市長としての1年目は、前市長が描いた未来への設計図を基に新たなむつ市を築いていくとともに、私自身の公約の実現に向け、一心不乱に駆け抜けてきた1年でありました。市長就任後、初めての議会となりました令和5年5月12日開会のむつ市議会第165回臨時会におきましては、施政方針の中で「常に市民の皆様の目線に立ち、市民の皆様と共に考え、市民の皆様からの御期待にしっかりお応えできるようにします。市民の皆様から頂きました貴重な御意見や想いに対しましては、スピード感をもってしっかりと形にしてまいります。」と決意を述べさせていただきました。その後、直ちに市民の皆様の御意見や御要望をお伺いするためにスマイルトークリレー「FLAT」をスタートさせ、これまで27回開催し、数多くの市民の皆様と対話を重ねてまいりました。さらに、地域のお祭りやイベント、そして、会合等、様々な場面で多くの市民の皆様と触れ合い、市民の皆様の声を頂戴いたしました。
令和6年度の予算案は、私が公約とした6つの約束をしっかりと前進、発展させることはもちろん、市民の皆様の声や想いを形にすること、それらを最大限予算に反映することを念頭に取り組みました。今定例会に提案いたします予算を一言で表すと「ヒトを想う。むつ市らしいやさしい予算」であります。そして、基本方針として、「子育てにやさしい、高齢者にあたたかい、家族みんなが暮らしやすいまちにむけて」を掲げ、多くの新規事業を盛り込んだ予算としております。
※令和6年度一般施政方針より一部抜粋
■一般会計の歳入
歳入項目・内容:
・市税…むつ市に納められる税金
・繰入金…基金等から繰り入れるお金
・分担金及び負担金…事業に係る経費の一部を負担していただくためのお金
・使用料及び手数料…市の施設やサービスの利用に際していただくお金
・地方交付税…地方団体間の格差を調整するために国から配分されるお金
・国庫支出金…特定の事業に対し、国から交付されるお金
・県支出金…特定の事業に対し、県から交付されるお金
・市債…国や銀行などから借りるお金
歳入については、普通交付税や地方消費税交付金、物価高騰対応に係る地方創生交付金の増額が見込まれていますが、人口減少による市税等の減少により、自主財源比率は26%と低く、依然としてその他の財源に頼らざるを得ない財政状況となっていますが、今後も多角的な歳入の確保に努めます。
■一般会計の歳出
歳出項目・内容:
・人件費…職員等の給料などの費用
・扶助費…生活保護や障がい者の福祉などの費用
・公債費…借金返済の費用
・普通建設事業費…公共施設整備などの費用
・物件費…光熱水費、消耗品および事務事業の委託費などの費用
・補助費…等下北医療センターなどの一部事務組合に対する負担金、各種団体への補助金等
・維持補修費…施設を維持補修するための費用
・繰出金…国保会計など、他の特別会計予算への支出
■各会計予算
・一般会計…市の会計の中心となる会計で、道路、福祉、教育など市民サービスの提供を始めとする行政運営の基本的な経費を計上している会計
・特別会計…一般会計とは切り離して特定の事業ごとに管理する会計
・企業会計…民間企業のように原則として独立採算の会計
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