令和5年度 三戸町決算(1)

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令和5年度における三戸町の一般会計と7つの特別会計の決算(令和5年4月1日から令和6年3月31日までの1年間の収入と支出の実績)が、町議会9月定例会において認定されました。
町民の皆さんや事業所などから納めていただいた税金や、国、県からの交付金などをもとに、昨年度はどのような事業を実施したのか、その概要をお知らせします。
また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律(財政健全化法)に基づき算定した、令和5年度決算に基づく健全化判断比率、資金不足比率を公表します。

◆一般会計
▽歳入71億9,138万円(対前年度比2.7%減)

町会計の中心である一般会計は、歳入が71億9,138万円、歳出が69億2,664万円で、差引2億6,474万円の黒字決算となりました。前年度と比較すると、防災行政無線更新事業の完了による普通建設事業費の減少、補助費等の減少などにより、歳入は1億9,713万円、歳出は1億3,284万円減少しました。

▽歳出69億2,664万円(対前年度比1.9%減)

令和5年度の一般会計歳出決算額は、普通建設事業費、補助費等の減少により昨年度と比べ減少しました。
一般会計町債残高は、償還額が発行額を上回っているため、前年度より3億円減の55.43億円となりました。

◆おもな取り組み
令和5年度は主に以下のような事業を実施しました。
▽橋梁長寿命化修繕事業《土木費》1億4,103万円
葛子平橋外5橋の補修調査設計・補修工事、下田橋ほか27橋の橋梁点検を実施しました。

▽さんのへ応援商品券交付事業《総務費》9,429万円
物価高騰の影響を受けている町民の家計負担を緩和するため、町民1人あたり1万円の「さんのへ応援商品券」を交付しました。

▽子ども医療費助成事業《民生費》2,699万円
高校卒業までの入院・通院費を助成しました。

▽学校給食費無償化事業《教育費》2,463万円
町内小・中学校、三戸高校の児童生徒分の学校給食費を無償化しました。

▽エネルギー価格等高騰対策事業者支援金交付事業《商工費》2,043万円
エネルギー価格等の高騰の影響を受けている町内事業者の負担を軽減するため、1事業者あたり3万円の支援金を交付しました。

▽三戸高等学校魅力化事業《教育費》1,573万円
三戸高等学校の魅力あふれる学校づくりを支援するため、地域おこし協力隊員の受入、クリエイティ部活動支援、資格取得・通学費等に対する補助などを行いました。

▽住民票等コンビニ交付事業《総務費》858万円
マイナンバーカードを利用した、住民票の写しと印鑑登録証明書のコンビニ交付サービスを開始しました。

▽肉用牛配合飼料転換促進支援事業費補助金《農林水産業費》545万円
飼料価格高騰の長期化により経営がひっ迫している畜産農家の経営安定化を図るため、1頭当たり5,000円の給付金を給付しました。

▽出産・子育て応援給付金支給事業《衛生費》330万円
子育て世帯の経済的負担を軽減するため、1人あたり5万円の出産応援給付金と子育て応援給付金を支給しました。

◆基金残高
積立基金残高は31億2,182万円で、財政調整基金の増加などにより、前年度と比較すると2億3,648万円増加しました。ふるさと三戸応援基金は、ふるさと納税として寄せられた寄附金を基金に積み立て、翌年度以降の事業に活用しています。