9月20日、弘前大学大学院医学研究科の中路重之特任教授が青森県の短命県返上を目的とし、生活の質を向上させるために考案したQOL健診が今別町で初めて行われ、29名が参加しました。
QOL健診とはメタボリックシンドローム(内臓肥満に高血圧や高血糖など)、口腔の病気、うつ病だけではなく、ロコモティブシンドローム(運動能力の低下など)を総合的に診断でき、診断結果がその日に分かります。そして、最大の特徴は楽しく笑い声が絶えない健診ということです。
この健診は身長や体重、血圧や野菜の摂取量など11項目を測定します。運動機能測定では、思うように身体が動かず、「見ないで恥ずかしい」と参加者同士で笑いあっていました。
実際に診断を受けた町民は「身長を測ったのも久しぶりで、縮んでいたのがショックでした。自分の普段の生活を知るためにも一年に一回は受診したい」と感想を述べていました。
測定後は健康度がひと目で分かる「健やか力アップシート」が配られ、その見方を中路教授らが説明をし、日々の生活習慣の見直し方について講話がありました。そして「結果が悪くても落ち込まず、気がつけてよかったと思いましょう」と前向きな気持ちでいる大切さも伝えました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>