11月10日、今別町開発センターにおいて、「消費者フォーラムin今別~ともに学び、かしこい消費者になろう!~」が開催されました。
初めに元消費者庁長官阿南久氏が講演し、消費者としての心構えや近年増えている高齢者を狙った訪問販売詐欺や若者を狙った副業詐欺についての事例を紹介しました。消費者が詐欺にあわないためには、孤立しないことが大事だと述べました。
次に青森県環境生活部の瀧野技師から家庭でできる生活排水対策について講演があり、きれいな海や川を守るために食器類は油汚れなどを拭き取ってから洗うなどの小さなことからできることを参加者に伝えました。
最後に消費者フォーラムの実行委員である今別町社会福祉協議会や食生活改善推進員、連合婦人会だけではなく、今別小学校と中学校などが普段取り組んでいることと、これからの目標を発表しました。今後、所属団体同士が町内で発生した消費者問題の情報を共有し、適切な相談窓口の周知(消費者ホットライン電話番号:188)、おかしいなと思った時に気軽に相談できる人との繋がりを維持することが大切だと発表しました。阿南氏は「町内の多くの方が実行委員会へ参加していることが素晴らしい。また、小、中学校も実行委員に入っているのは全国的にも珍しいことです。孫から祖父母へ呼び掛けることができるのも、とても素晴らしいことです」と講評を述べました。
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