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自治体の皆さまへ

【Think with ぷーま!】私たちにとって防災って何だろう

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青森県今別町

地域プロジェクトマネージャー
周布 祐馬

こんにちは、地域プロジェクトマネージャーの〝ぷーま〟こと周布祐馬です。7月になりました。雨や台風の季節です。昨年の大雨の傷跡がまだ町内各所に残っており、これらを目にする度に「準備しとかなきゃ」という思いになります。そこで今回みなさんと考えてみたいのは、私たちにとっての防災って一体なんなのだろう?何が必要なのだろう?ということです。

■防災という言葉を言い換えてみる
防災という言葉には「災害を未然に防ぐこと」と「災害の被害を最小限に抑えること」、場合によっては「被災後の復旧」や「復興」まで含める場合もあるそうです。この中でも特にいま私たちが考える必要があるのは「災害の被害を最小限に抑えること」ではないでしょうか。「防災って何が必要?」と言われてもあまりピンと来なかった方も多いかと思います。私もその一人です。そこで私は、私たちにとっての防災を「災害の被害を最小限に抑えるために何が必要?」と言い換え理解してみることにしました。漠然と防災を考えるよりも、このように焦点を絞ってみた方が考えやすいのではないかと思います。

■私たちが今できること
災害は突然やってきます。助けを求めてもすぐには助けに来られないばかりか、同時に多くの人が助けを求めるケースともなれば、さらに時間がかかります。ですから災害時は「自分の身は自分で守る」という前提で準備をしなければなりません。
では何から手をつけるべきでしょうか。まずはほとんどの人が最も多くの時間を過ごす自宅の内部の対策から始めてみてはどうでしょう?
一見安全に思える自宅にも危険な箇所がたくさんありますし、そもそも災害時の自分の動き方がはっきりしていないことも危険につながります。それらに対策を施しましょう。例えば「家具や家電に転倒防止器具を取り付ける」「ガラスに飛散防止フィルムを貼る」などの物への対策や、「災害発生時の自身の動き方をメモし掲示しておく」こと(災害時はパニックになって多くの方が動けなくなってしまいます)、「災害が起きた際に持ち出す物をリュックに詰めておく」ことなど自分自身に対する対策などが考えられます。
そして最も(?)といっていいほど重要なのが「避難訓練」ではないでしょうか。
避難訓練は、災害発生時を想定して避難所へ移動するといった内容が多いかと思いますが、実は自宅内での〝セルフ〟避難訓練もできると思います。
自宅にいる時に災害が発生したことを想定しどのように動くのかを実際に体を動かしながらリハーサルする。できれば家族全員で行えばより効果的です。
このように災害の被害を最小限に抑えるために、今すぐにできることもあります。
繰り返しになりますが、災害時は「自分の身は自分で守る」という前提を忘れずに、間もなくやってくる大雨・台風のシーズン、明日発生するかもしれない地震に対して、平時のうちから、できるだけの備えをしておきましょう!

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